ドラマ等で登場すると何だか嬉しくなってしまう俳優さんの一人に石橋蓮司さんが。
主に脇役。脇役が多くを占めるような作品でも、埋もれない存在感がありまして。
「おぉ、まだ無事に生きていたんだなぁ」と、観る度に喜んでいます。
がさつな庶民や悪役を演じる場面も多いのですが、ここ数年は話題のドラマで見掛ける機会が多く。「西郷どん」とか「日本沈没」とか。
個人的に好きだったのは「天城越え」での宿屋の主人役でしょうか。実にハマった役柄でした。
あと、深夜にたまたま観た「出張」という作品では珍しく主役扱いで、ぶっ飛んだストーリーの中でまともなサラリーマンを演じていました。原田芳雄も登場した作品なのですが、存在感は原田さんにも劣らずで。
Wikiで検索したところ奥さんも元々俳優だったそうで、特に体当たりの演技が人気だったそうで。
奥さんとの出会いについて「当時アイドル女優だった緑が自分みたいな小物とプライベートで仲良くなってくれるとは思わなかった」と。自分の立ち位置をよく理解されていたんだなぁと。これは役者に限らず、生きていく上で大切なスタンスにも思えます。
自分の若い頃は「あんな強面に生まれてこなくて良かったなぁ」と失礼なイメージでもあったのですが、味のある演技も含めて「こんな人で居たいなぁ」に何故か変わってしまいました。
コメント
[…] しかし、嫌らしい政治家役をここまで演じてきた石橋蓮司さんが味方になると、何とも心強く。メインストリームではなかった世界を誰よりも知り調整してきた立場で。 あのまま悪役で終わらせては気の毒だよなぁと思っていたもので。 自分の知る70年代からドラマや映画で癖のある役ばかり周ってきていた石橋さん、役の上ではありますが惚れ直した感です。 だいたい、学園ドラマで美女と美男ばかりが登場する作品みたいなのが以前に問題視されていました。現実的では無いと。 […]