国際免許

元皇族の女性がマンハッタンで暮らす準備中なニュース。
国際免許も取得予定だそうです。
正直言って、これは危ないと思います。

国際免許の取得自体はかなり楽なもので、自分も過去に幾度か申請しています。
初めての取得は合衆国の旅行前に。
1998年にたまたま知ったHomepageの内容にかなり影響を受けてしまいまして。
アメリカの西海岸を旅するなら、レンタカーとモーテルの利用を強く推奨とのコンテンツでした。車も宿も安く、車が無ければ行動範囲がかなり限られると。
ただし、マンハッタンの様な渋滞だらけの場所は別だから止めておいた方が良いとも。バスや地下鉄で十分だと。
翌年、実際に西海岸もマンハッタンも経験したのですが、あのHomepageの通りでした。
ロサンジェルスの中心部は少し渋滞があったものの、サンフランシスコまでの往復は大排気量の車で快適そのもので。宿代も一泊40ドル程度。一週間借りた車は150ドル程度だった記憶です。(現在の物価は全く異なります)

対してマンハッタンは昼も夜も毎度渋滞。宿代も高く、四日程度しか滞在できませんでしたが、タクシー絡みの接触事故を幾度も目撃し。
事故現場では運転手どうしが罵声の飛ばし合い。こんなところで運転などしたくないなぁと。
それなりに運転に慣れていた自分でもこんな感想ですし、国内でペーパードライバーだったとしたら自殺行為かと。

更に翌年には仕事の関係でオランダに三ヶ月滞在。
このときは会社がレンタカーを用意してくれて助かりました。オランダ南部のかなりの田舎、車無しでは通勤も生活も厳しく。
渋滞などほとんど無い土地でしたし、怖い思いは一度もなく。

あとは幾度か訪れたタイのプーケット。ここではレンタルバイクに重宝したものでした。
半島をグルっと一周周るにも125㏄クラスで十分でしたし、飲酒運転も当時はそれほど厳しくなく。
しかし、バンコクの都市部はマンハッタン並みに危なっかしい交通状況でした。日本人からすると秩序の崩壊した運転というか。
同じ国でも場所によって状況がかなり異なる様です。
他にもアフリカでは車に限らず単独行動さえ危なかったり。

自分も社会人になりたての頃はペーパードライバーで苦労したクチです。
まともに運転も出来ないのに都心で緊急対処員でして。当時の銀座赤坂六本木辺りはまだバブルの雰囲気が残っていて、深夜でもタクシーの渋滞が酷く、そんな中を縫って走るような日々でした。
時として、ヤクザらしき車が突っ込んできてドアミラーに接触されたことも。コッチは停まっていたのに「何処観て運転してやがるんだ!」と怒鳴られたり。
二ヶ月ほどで運転にはだいぶ慣れましたが、その間は生きた心地しなかったです。
同じ支社に配属された同期はお金持ちのボンボンだったので、大学時代から運転に慣れていて、自分とは全く対照的でした。
この同期とは今年に入って十数年ぶりに再会したものの、当時の自分の運転技術についてはよく覚えていました。あれは気の毒な配属だったと。

皇族の女性が現地で運転をするかどうかは不明ですが、国内に居るうちに都心の運転くらいは慣れておいた方が無難に思います。
ってココに綴ったところで、絶対に見ていないと思いますが。

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