Maynard Ferguson

ハイノートヒッターのMaynard Fergusonさん。

ウルトラクイズの”Theme From Star Trek”があまりにも有名です。
Jazzというよりポピュラー系なのでしょうけれど、この高音とスカッとしたサウンドが自分は結構好きです。
ベスト盤を一枚だけ所有しています。代表曲のスタートレックについては、アルバム版よりウルトラクイズで使用された編集版の方がシンプルで自分は好きでした。アルバム版は他の楽器のアドリブとかちょっと蛇足に思えてしまい。

ウルトラクイズも初期の頃は楽しみに見ていました。
当時って、アメリカ旅行なんて夢のまた夢だったのか「ニューヨークに行きたいか!」な掛け声もテーマで。
クイズで使われる資材の搬入とか、後楽園球場を貸し切った初戦から、相当お金の掛った企画だったと思われます。
最終戦はマンハッタンのビルの屋上。ヘリで乗り付けるのですが、近くのパンナムビルとか実にアメリカらしい場所で。
あの番組、単なるクイズ王な才能だけでは勝ち残れない部分もあった記憶です。
ただ、何回目かの放送からか大学のクイズ研連中が蔓延りだして、その頃から観なくなってしまいました。
サラリーマンが仕事休んで参加するとか、酒屋の跡継ぎが参加するとか、バックボーンも面白かったので。

Maynard Fergusonさんについては、うろ覚えですがこんなエピソードが面白かったです。
ヨガの習得であのハイノートの連打が可能になった。
演奏中に眼球が内出血し失明しかかった。
日本の子供達向けにクリニックを開いた際、小学生の持っていたごく普通の安いトランペットを借りてあの演奏を楽々と再現していた。

自分も特別なマウスピースでも使っているものだと誤解していた一人でした。
自分もトランペットを吹いていた時代がありました、しかし最初が良くなかったです。我流だったので悪い癖が抜けなくなってしまい、唇を押し付ける奏法では長いフレーズの途中でバテてしまいがちで。

あと、自分が初めて海外旅行をしたのは1999年の1月。アメリカの4都市に伺える周遊券を利用して途中でニューヨークにも。
この周遊券がかなりの格安っぷりで、500ドルもしなかった記憶です。当時は別途燃料代も取られなかったような。
ちょっとしたお金と、まとまった時間さえあれば誰でもニューヨークに行ける時代なんだなぁと。下手すると繁忙期の国内線より安く。
パンナムは既に潰れていましたが、ユナイテッド航空は健在で、貿易センタービルも普通にそびえていました。時代の流れは凄いものです。
あと、二つの川に挟まれたマンハッタンは東西など余裕で歩ける距離で、南北も半日で歩けそうです。
そう考えると、何処までも街の続く東京はやはり大きいんだなぁと。外国人の旅行客もこの点は驚く様です。

帰りに寄ったホノルルは日本人の観光客だらけで、お店でも日本語が普通に使えて「ここは日本領か?」と思えるほど。
しかし、観光客の多くはリタイア後の高齢者ばかりでした。
退職金も年金もたっぷりな世代っぽかったのですが、あんな弱った脚でビーチでは泳がず、やはり若いうちに旅するのは贅沢なことなんだなぁと。
お金とまとまった時間というのは、若いうちに両方揃わないものですが、転職の合間などかなりオススメなタイミングだと思っています。
自分は次の仕事を決めずに退職してしまうことが多く、実際に不安もあるのですが、ここぞとばかし海外でリフレッシュするのが楽しみでもありました。
なので、この二年のコロナ禍は国内旅行さえままならぬ状況、これが一番残念でもありまして。

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