もう一度観てみたい映画の一つに「宇宙からの脱出」という作品があります。
グレゴリー・ペックやジーン・ハックマンも出演されていたそうなのですが、自分が観たのは幼少期で全く覚えておらず。
合衆国の宇宙ステーションが事故で危うい状況に陥り、何とか帰還できるストーリーでした。
冷戦下にありながら、ソ連の宇宙船が救助に向かったり、なかなか感動的だった記憶です。
Youtubeでショートな動画が公開されていました。
劇場公開は1969年、当時としては特撮に頑張っていたと思います。
しかし、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」はその前年に公開されていたようです。この作品については、今観ても粗の無い映像で恐るべきです。(後半のストーリーは難解でしたが)
「宇宙からの脱出」を制作したチームも、前年にこんな映像を観てしまったら、どんな思いだったんだろうと。
ただ、ストーリーは十分に面白かった記憶です。
幼少期に観た映画でもう一度観たい系は他にも幾つかありまして。最近、忘れかけていた作品を何故か思い出しがちです。
「ウエストワールド」は大人向けの本格的な娯楽施設を題材にした作品でした。
西部の開拓時代を再現したリアルな世界には人そっくりなアンドロイド達が暮らしているのですが、そこへ訪れたお客は好き放題なことが出来ます。生意気そうな強面のガンマンを撃ち殺したり等々。
しかし、ある日管理システムの故障か何かで制御不能に。お客を絶対に傷つけないハズのプログラムが暴走してしまい。
この作品は1973年に公開されていたそうです。当時はアメリカのドラマで「600万ドルの男」というサイボーグものがあり、毎週楽しみに観ていた次第ですが、一皮むいたサイボーグの作りというのが「なんじゃこりゃ」な出来だった記憶です。
当時の技術では無理があったのだと思いますが、このウエストワールドもそんな場面があった様な。
しかし、迫りくる危機の緊迫感はなかなかのもので、ストーリーはかなり上手い展開でした。
検索したところ、「ウエストワールド」は数年前にアメリカでドラマ化されていたそうです。現代の技術だとどう再現しているのかちょっと興味深かったりです。
ただ、技術に頼ってしまうとストーリーが煮詰められていなかったりなパターンもあったりです。最近のSFチックな作品は展開が速過ぎて、頭が着いていけない類も。
特にアクションシーンなどは、一瞬でも目を離すとその後が繋がらなくなったり。詰め込み過ぎというか、観ながらも少しは休憩させてほしく。そう思うのは自分だけなのかな?
自分の加齢による何かの劣化かも知れませんが、70年代辺りのSFチックなのが自分のペースに合っていそうです。
まぁ、80年代の作品はどれも完璧過ぎて、ツッコミどころも無いのですけれど。
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