某メンタリストDaiGo氏のニュース記事が話題になって数日。
こちらのblogでも記事を幾度か書きかけたのですが、どうにもまとまりが悪く無駄に長文で。
メンタリストなどという言葉も氏の名前も全く知らなく、例のレイシスト発言の炎上で初めて知った次第です。
ともかく恐ろしい発想だよなぁと。ホームレスに対しても生活保護者に対しても。
同様のことを思っている人は少なくないのでしょうけれど、それを公の場で著名人として発表したのは理解に苦しみます。
道端に汚れた服の人が倒れていて、小さな子供が助けてあげようとしたら親が「構っちゃ駄目!」と叱るような場面、実際にありがちで。
優しい心を育てられた子供からしたら「どうして?」かと。
氏については全く予備知識が無く、色々と検索した次第です。ここまで至る経緯を知りたく。
以前はバラエティ番組等にも出演していたそうで。現在は執筆活動やネット配信で相当儲けられているそうで。月収が数億円とも。
ああいった差別発言をしてしまったら、スポンサーや取引先から切られてしまうのでは?とも思ったのですが、直接のスポンサーや取引先はごく僅かだそうで、今回はCMが一本打ち切られる程度だった様子。
製造元も本人でメーカー直販的な商売に近い様子。更に仕入れもほとんど無さそうなので、作者として二次的なダメージはほとんど無さそうで。
考えようによっては凄いビジネスモデルだなぁと。ブランドイメージなど気にせず、好き放題な表現が出来てしまうのですから。
この表現を好む人は一定割合居るのでしょうし、万人ウケはしないでしょうけれど、一定の購買層は残りそうですし。
炎上直後も氏は挑発的な表現をしばらく続けていました。
「多少のダメージはあっても、既に相当な固定収入を確保しているのだし固定客も居て。このまま差別主義者としてとことんやってみたら結末はどうなるんだろう?」と冷めた目で観ていました。(エゴを貫いた結果がどうなるのか?といったテーマ、過去の記事”気違い部落と子育てごっこ“でも綴っておりまして)
ところが、僅か数日で氏は白旗を上げていました。様々なNGOからの批判もあったのですが、政府系機関からも生活保護の権利について即座に反応があり。
氏は何がキッカケで方針転換されたのか謎です。しかし、流石に政府から反論されたら個人である氏も驚いたかと。
そのお詫びの仕方が、氏が過去に手本としていたお詫びの例そのもので、更にツッコミが入ってしまったり。本心で詫びているのだかサッパリ分からず。
場合によっては、動画配信サイトやSNSのアカウントロックさえも考えられる状況に陥った様子です。
ちなみに自分は氏を広告収入で儲けさせたくないから、配信サイトを観ていません。観てもいないのに文句言うなよと怒られそうですけれど、嫌なものは嫌でして。
氏にとっては予想外の大事になってしまったということでしょうか。
メンタリストというのは「人の心を操れる」との説明があったのですが、結果として「世間を怒らせたかった」ということなのかな?
んなワケないでしょうネ。
娯楽としての手品は面白いと思います。しかし、超能力系はどうにも胡散臭く。
70年代に超能力ブームみたいなのがあったのですが、80年代にはその辺の暴露が横行していた記憶です。インチキの証拠を撮られてしまい、泣いて詫びる自称超能力者。
やはり、そういうモノだったんだなぁと。
それが、心理学に基づいた洗脳や誘導だとしたら、ちょっと怖くもあり。
話が飛びます。
Bill Evansの演奏で「Witchcraft」というのがあります。
代表アルバムに含まれる自分の好きな曲です。(あのアルバムPortrait In Jazzは最初の数曲が実につまらなく、初めて聴いたときは購入の失敗例くらいに途中まで思っていました)
何かのタイミングで「Witchcraft」の意味を調べたところ「魔法」でした。魔術に近いのかな。
魔女の制作物的な単語なんだなぁと。
そして、Magicとは別なんだなぁと。
今回の件で知った言葉がありました。
『何を語るかが知性
何を語らないかが品性』
成る程、これはその通りだと思います。
結果的にちょっと得した気分です。
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