五月末で辞めさせて頂いた会社に本日伺ったところ、離職票は発行してもらえず、最後のお給料については出社日数が少なかったため社会保険の額の方が大きくなり、結果的に赤字だそうで。差分の一万三千円をその場で自分が払う羽目に。
突然の退職ではあったものの、一ヶ月以上待たされてこれは酷い話です。
12名ほどの会社、社長は85歳で奥さんが人事や給与等の総務を担当しています。
ともに高齢で、ゴールデンウイーク辺りは二人とも入院していたことも。
その歳で頑張っているのは分かるのですが、実務上の問題は少なくなかったです。
昨年末に事務の女性が退職しています。一年少々の勤務で寿退社でした。
旦那さんの赴任先の関西に引越したそうなのですが、一ヶ月経とうとするのに離職票を発行してもらえず、困っているとの連絡が。
社長曰く「女房の体調が悪くて、そんな事務処理は出来ない。そんなこと言われても出来ないものは出来ない」と。
社内に何とも残念な会話が響いていました。
それが出来ないのであれば、他の社員に業務を引き継がせるべきですし、それさえも出来ないのであれば会社を畳むべきで。
だいたい、駄目な会社というのは総務が駄目なパターンが多い感です。会社の売り上げがどうであろうと、総務が上手くやってくれる面はあったりします。
本来は儲かっている会社であっても、総務が駄目ですと恐ろしい結末もあったりで。
築70年前後の古い家屋を増築した社屋は、トイレが一つ、タイミングが悪いとトイレの奪い合い、女性社員は居心地悪かったと思います。
給与は月末に封筒を社長から手渡し。今時色々と珍しく。昔はそうだったのだと思います。
パソコンは15年前の機種が現役で何台も。高齢の社員は業務上で必要なソフトの最新版の習得を拒み、サポートがとっくに終わったOSで頑張っていました。故障しているパソコンがほとんど。
経営者にとってはパソコンを導入している今時の会社だったのかも知れません。
自分は5月末頃に退職状と健康保険証を届けました。
土日も社長は出社していて、そのタイミングでした。
翌日は給与の支給日で、そのタイミングで退職状というのも失礼に思われて。
離職票の件は残念な前例があったので、発行してもらえるように社長に伝えていました。
半月経つ前に上司から電話があり、給与を受け取りに来るようにと。
また週末に伺いました。給与はちゃんと頂けたものの、肝心の離職票の件を社長は忘れていました。
改めて、離職票の発行をお願いしました。
今月末の給与支給日は朝礼に来るようにと社長の弁。
周りの社員にちゃんとした挨拶も出来ていなかったので、6月の最終営業日の朝に職場へスーツで。
社員の皆さんに挨拶に回ったり。
しかし、何だか余所余所しい雰囲気。
自分が入社する前まではジメジメした雰囲気だったそうです。
自分の退職間際も元の雰囲気らしき状況でしたが、それを上回っていました。
しばらく待ったものの、社長は現れず。社長が給与支給日の朝礼に遅れたことなど入院時以外に一度も無く。
会社の定時を過ぎると、社員は現場に向かうことに。
この妙な雰囲気でイソウロウするのも居心地悪く、たぶん周りも居心地悪く。
「後日伺います」とその場を離れました。
そして、月初めの日曜だった本日、他の社員が居ない職場へ。
社長室には社長が。
「離職票は君が退職時に必要と言わなかったから、保険証を役所に届ける際に不要とした。後からの発行は難しい。給与は出勤日数が少ないから一万三千円の赤字になった」との弁。
もう、話をしても仕方がないので、一万三千円を潔く払ってその場をサッサと去る方向に。
しかし、社長は長々と持論を続け、なかなか帰らせてもらえず。
「離職票が発行出来ないのも残りの給与がマイナスになったのも全部自分のせいで分かりました」と話を遮り、完了。
この地域では現役で活躍する名の知れた社長です。
商工会からも、お役所関連からも一目置かれた存在です。
高齢ながらも余計なことは言わないし、口出しもしない人物でした。
しかし、最後に長々と語る表情は醜く、見れたものではなく。
こんなものか。
(かなり残念な記事なので、後日削除するつもりです)
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