数日前にAmazonのプライムビデオで観た「グリーンブック」という作品がなかなか面白かったです。
特に自分はJazzを若い頃から聴いていたので、興味深い場面が色々と。
黒人への差別問題がテーマのロードムービー。まさかここまで酷かったとは。それも60年代であっても。
特に南部では人間扱いされておらず。
作品上に登場したエピソードも驚きでした。
あのナットキングコールが舞台から引き釣り落とされて、白人集団にボコボコにされた過去があったそうで。
歴史的名盤を幾つも残しているナットキングコール、ポピュラー歌手として当時は現代よりも知名度高かったでしょうし、それでもそんな酷い扱いを受けていたとは。
黒人社会と白人社会は当時別物だったようです。
実際、逆のパターンも何かで読んでいます。
50年代のMiles Davisのバンドは基本的に黒人しかメンバーが居なかったのですが、そこに参加した白人のBill Evansは黒人の聴衆から嫌がらせも多かったそうで、それが原因で短期間でバンドを脱退していたそうで。
EvansがMilesバンドに所属していたのはアルバム”Kind of blue”の頃だった記憶です。50年代の終わり頃だったか。
上記の映画はそれより後の時代なものの、ここまで酷かったとは。
お酒を頂きつつ観てしまった作品、見落とした場面もチラホラ。
近いうちにもう一度拝ませて頂くつもりです。
コメント
グリーンブック、俺もこの前観た。
救いがあるラストで良かった。
黒人のジャズマンのエピソードだと、アート・ブレイキーの来日時の逸話がほっこりしてて好きだなあ。
ラストの持って行き方も上手かった感です。
手紙の文章、奥さんにはバレバレだったんだなぁと。
イタリア系のファミリーの絆も感じてしまい。ゴッドファーザーもロッキーも、サタデー・ナイト・フィーバーも家族で食事の場面が印象的で。
ブレイキーのエピソードは見落としていました。再チェック要です。
当時来日した黒人ジャズマンは日本が天国だったみたいな話が多く、実際どうだったのか。