NFTとか

2017年頃にビットコインの取引をしていました。
結果は大失敗でした。
当時は時間もお金もある無職で、自由に使えるお金の何割かを仮想通貨で運用していたのですが、値動きの上下が激しくて振るい落とされた終わり方でした。
自分には向いていないという結論で数週間で撤退していました。
その頃に利用していた仮想通貨の取引所ではサイト内のチャットにログインしたらボーナスを頂けるサービスがありました。
そのボーナスは極僅かなビットコイン。
幾度かログインしていたら、数千円分程度のビットコインが溜まっていました。
そのうち、取引所にログインする機会もほぼ無くなり、僅かなビットコインは放置。

それが、昨年末辺りからビットコインが上昇し始めたそうで、今年に入って久し振りのログイン。
放置してあった僅かなビットコインも数十倍の値段になっていました。
まぁ無視出来ない額でした。

そこで、改めて貯金の一部でビットコインを購入することに。
だいたい四年て十倍になる計算、十年放置しておいたら百倍にもなり得るかと。
勿論、その間にはこれまでのような大暴落は幾度もありそうです。
なので、今回は消えても痛手が少ない程度の額で。

二月くらいからの運用だったと思いますが、最大で四割の利益が乗りました。
ただ、その後に暴落が目に見える展開だったので利益が二割くらいに減ったところで一旦利益確定。
様子見してまた上がりそうなタイミングで再度購入し、今度は三分くらいのところで利益確定。またしても暴落しそうな気配だったもので。
ただ、これでは当初の予定と全然ことなりまして。ずっと放置の運用予定でした。
結果的にどの取引も勝てていたのですけれど、これを繰り返すと色々と問題があったりです。

まず第一に税金関連です。
年間二十万円以上の利益が乗ってしまった場合は課税対象になるそうで。利益が乗っていても現金化しなければ課税対象にはならず。
もう一つは、値動きを気にしていると、仕事やプライベートで集中力に欠けてしまいまして。
どちらも大きな問題です。

そんなワケで、長期投資のスタンスをちゃんと考え直してみることに。
仮想通貨というと真っ先に思いつくのはビットコイン。
その辺から考えを改めました。

結論から申しますと、イーサリアムに乗り換えました。
メリットは幾つかありました。
1)ビットコインに比べて値動きが緩やか
2)ビットコインのホルダーがイーサリアムに流れている
3)単価がまだ手の届く価格帯
4)NFTの基軸になっている

値動きが緩やかなのは助かります。
実際に、他の仮想通貨が暴騰している場面でもイーサリアムだけ取り残されているデメリットもあったりです。
これはとても歯がゆい場面なのですが、後からちゃんと追従しているので実質問題無しで。
逆に、他の仮想通貨が下落している場面でも案外踏ん張っていたりイーサリアムだけ上昇していたりも。

ビットコインの単価が600万円辺りになってしまったのも、ちょっとした問題かと。
少し買ってみたいと思っても、現時点では小数点が幾つも連なる数値でしか購入できず。
要は計算が面倒で。
その点、現時点のイーサリアムは単価33万円程度です。
イーサリアムは技術的な運用面も進化しているそうで、ビットコインが抱える問題点にも対応しているそうで。

そしてNFT。
自分も先週知ったばかりの単語でした。
デジタルアートの売買に必要な技術だそうです。
その売買ベースにイーサリアムが利用されているそうで。
仮想通貨そのものはほとんど実態が無いと思っています。現金もそれに近いのですけれど、現金があれば基本的に何でも買えます。
ビットコインでも買い物は出来るのですが、これが酷いレートだったりで。第一に価格の上下動が激し過ぎてビットコインで買い物などする気になれません。

NFTはNHKの朝のニュースでその存在を知りました。
写真にしても絵画にしても、デジタル化されてしまえばコピーは容易なのですが、そのオリジナリティを保証するような制度というか。
作者にちゃんとした利益がもたらされるそうで。
ニュースではどの仮想通貨が利用されているのかまでは紹介されていませんでしたが、それはイーサリアムらしく。

一部の仮想通貨に実態が伴ってきたというのは喜ばしいことです。
デジタルアートに限らず、デジタルな各種コンテンツにも応用可能な技術っぽく。
音楽にも動画にも応用が期待されます。

実態を伴ったモノの売買に利用されるというのが、まさしく通貨で。
根を張り安心感ももたらす感です。
ただ、チューリップバブルと一緒で、衣食住に不要とも思えるモノへの値付けが精一杯なのかなぁとも。
文学、音楽、映画、どれが無くても生きては行けます。
ただ、潤いとか幸せとかはその辺に影響力あったと思える自分です。
人には良い刺激が必要で。

コメント