ジャジャムボとは何ぞや?

北海道の高校一年のクラスでは、変人度を競い合うような妙な流れがあり。
根性試し的な馬鹿げた真似も楽しかったのですが、得意分野の妙なモノを持ち寄る習慣がいつの間にか出来上がっていました。

「ナニソレ?」というリアクションを誰もが期待していたというか。
点取占いもその一つでしたが、アングラ系の漫画や斬新な映画や、放送禁止用語連発のコミックソングや。

そんな中、自分の所有していた「つボイノリオ」さんのカセットを昼の放送局で流せられないか?と部員へ手渡し。
まぁ、当然無理な話でした。関係者の誰かが停学になりかねず。
その替わりということで、戦後間もない頃の笠置シズ子さんの不思議な曲が流れたり。

どうしてそうなってしまったのか自分には理解できずでした。その接点は「変な曲」くらいで。
その曲調は前近代的というか間違った洋楽の解釈でもあり、上海バンスキング的和洋折衷。寄せ集め楽団的な演奏を背景に、妙に元気に踊り大口広げる女性ボーカル。
だいたい「ジャジャムボ」って何?

そんなことを思い出した今宵、「ジャジャムボ」の意味を検索したのですが、やはり謎。
それでも妙な収穫がありました。これが近年のアジア系でリバイバルヒットしているらしく。

アレンジの仕様に寄っては、案外エキゾチックで面白く。
しかし、ジャジャムボの意味を知るアジア人はどれだけいるのだか。
国籍不明のアジア系。

これは誰でも知っていそうなフレーズの「買い物ブギー」。

楽曲の後半は現在の放送禁止用語連発。
当時はコレで笑いを取れたのかも知れず。

戦後の混乱期に元気に歌う姿は庶民の味方でもあった様です。
現代で云う「シングルマザー」でありながら、その明るさに魅せられた女性達も多かったらしく。当時は生きる為にその立場になった女性も数知れず。
そんな中での「東京ブギウギ」。親しみやすく韻を踏んだフレーズ。

現状、コロナ禍で苦境に立たされる人は多いと思います。
コレくらいぶっ飛んでいる大衆歌がまた流行った方が良いのかな?とも。
八十年代のバブルにしても、七十年代の何だかよく分からない流行歌を老若男女誰しも歌えた延長だったかも知れず。

コメント

  1. 通りすがり より:

    おひさしぶりです。

    ジャジャムボって鳴り物を指すのでしょうか?
    「ジャジャムボ」で連想したのが「ザザンボ」。
    福島では葬式をこう呼ぶことがあります。
    「ジャジャムボは法華経のリズムを取り入れた云々」という情報もあるので、
    なにか関係があるのかも。

    • SUKIYAKI より:

      通りすがりさん、コメントありがとうございます。
      法華経のリズムまでは自分も調べがついていたのですが、福島の方言説は全く存じませんでした。有力情報ですネ。
      Earl Klughの件といい、毎度助けられていて恐縮です。どちらも高校時代から長く謎でした。
      ジャジャムボの海外カバーの字幕を観ると、JAMという言葉で解釈(当て字?)されているので、ジャムセッション的な意味合いもあるのかなぁと想定したりでした。
      ここ数日このカバーを好んで幾度も聴いています。ちょっとハマりがちです。