何となくテレビを点けていたところ、311で津波に襲われた自動車学校と多数の犠牲者。息子さんをそこに通わせていた親御さんの短いドキュメント番組が。
親御さんはサザンのファンだったそうで、桑田佳祐さんの下の名前を息子さんに。
地元のラジオ局にサザンの津波をリクエストするまでの道のり。
番組では自動車学校の責任を親御さんが語っていました。
そこでちょっと違和感が湧いてしまいまして。予見出来なかったんじゃないのかなぁと。
どんな事故だったのかと、軽く検索してみました。
大まかな流れはこちらのサイトが詳しいです。少々長い文章ながらも画像でイメージが湧くというか。
その後の流れでは、和解で収まった様です。
「あのような津波は予見できなかった。教習生は自らの判断で逃げることができた。学校側に責任はない」との言葉を遺族が受け取ったら、それは癪に障るよなぁと。というか、怒って当然かと。
裁判では19億円の賠償が当初求められたそうですが、仮に遺族が裁判に勝ったところで学校側に支払い能力など残っていなそうで。
和解案では一人当たり50万円の賠償となったそうです。金額的には低過ぎますが、現実的な支払い能力なのでしょう。
それよりも、学校側に責任があった点と教習生側に責任が無かった点を認めたのが重要だったかと。
学校側は津波が襲う前の対応に遅れたそうです。教習生を送迎バスでやっと送り出したものの、行き先は避難所でなく自宅方面。その途中で大きな波に呑み込まれたり。
上記の記事上では「路上教習で内陸部にいたのに、教官の指示で学校へ戻り、徒歩で帰宅させられた教習生2人も犠牲」といった証言も。
想定外の事態だったとは思います。ともかく細かいルールなど抜きで、生き残りたかったら迷わず高台に逃げろなんだろうなぁと。
先生とか上司とかお年寄りが何と言おうと。
十年ほど前まで都心の下町暮らしだった頃、地元のお祭りでも毎度何かしらのドタバタがありました。
御神輿の渡御で揉めたり、祭りの後片付けで揉めたり。
ほとんどの場面は船頭が二人になってしまう場面でした。下っ端はどっちの言うこと聴けば良いんだよ?で。
反省会後は担当者をハッキリさせるとか、マニュアルを作ってその通りにするとかでしたが、これがイザそのタイミングになるとしゃしゃり出る方が必ず出没してしまい。
まぁ有事の場面でなくて良かったなぁと。
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