数日前にフェリーニの道を観てしまい、そういえば寅さんでも知的障害のマドンナの回があったなぁと。
数ヶ月前から撮り溜めていたシリーズのタイトルを数十年ぶりに観てみました。「男はつらいよ 奮闘篇」です。タイトルが思い出せず、検索後でしたが。
路頭に迷う知恵遅れの若い花子を放っておけぬ寅さん、女としてでは無く弱く優しい子供への愛情を注いでいたのですが、いつしか一生守ってあげたい気持ちになってしまい。
この作品のストーリーもほとんど忘れていました。ただ、一つだけ印象的な場面があったハズなのですが、最近の放映ですとカットされてしまうのかな。
うろ覚えなのですが、寅さんが居ない場面でタコ社長は「馬鹿と気狂いが子供産んだら、どうなっちまうんだよ?」なんて台詞があったうろ覚え。(その背後には寅さんが居て、一悶着あったような)
実際にそんな場面があったのか分かりませんが、現実的にはあり得る会話で。公の場で使えない表現、第三者は平気で使っていますし、高齢者ほど放送禁止用語の意識が薄く高齢者だから許されてしまったり。
知恵遅れなんて言葉も放送禁止とか差別になるのかな?だとしたら自分も高齢者の仲間入り。
寅さんの不在中、青森からやってきた面倒見の良い先生が花子を連れて帰ってしまいます。
寅さん以外の家族達は寅さんへちゃんと説明出来る段取りをしていたのですが、いざその場面になると誰も言い出せず。
問い詰められるさくらは「そうよ。その通りよ」と。言葉を返せぬ寅さん。
本作についての感想をネットで検索したところ、手厳しいのもやはりあったりでした。
ただ、監督自身はお気に入りとの記事も。
自分もお気に入りです。監督の「学校」シリーズに繋がったのも本作かなぁと。
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