どうして?

気になる最近のニュースが二つありました。

まず一つ目はモーリシャス沖の貨物船の座礁事故についてです。
どうして座礁したのかしばらく気になる事故でもありました。以前の仕事で、大型船舶向けの電子海図を扱っていた関係で、少しは自分も知識のある分野でした。
船舶の事故は色々な種類があるのですが、座礁の恐れがある海域など安易に近付くハズも無く。特に大型の船舶には危険過ぎるからです。最悪は沈没ですし、燃料の漏れもこの通りで。
大航海時代ならまだしも、現代においてはそういった危険海域の情報は知れ渡っています。海底火山が突然噴火したとかなら別問題ですが、既知のリスクで。
保険会社で「〇〇海上」といった名称が残っているのは、特に大型船舶で事故に巻き込まれた際の補償問題が昔からあったからとも聴いています。大昔ほど、海上ルートの輸送にはリスクが付き物だったでしょうから。

昨日観たニュース記事では「船員の誕生パーティーでWi-Fiに接続出来る領域まで近付きたかったから」との事故原因が綴られていました。
そんな馬鹿な理由で座礁の危険がある海域に近付くとは思えずです。それがもし本当でしたら、相当な馬鹿が居合わせていたとも思いますが。
現代ですと、何処に居てもインターネットに接続出来るのが当たり前です。しかし、長い距離を渡る船舶は衛星通信系を頼りにする時代です。この通信方法はけっこうな費用が掛かります。
昔でしたら、通信士と長距離伝搬が可能な通信設備を置いていたのでしょうけれど、状況によっては通信不能でしたし多くの情報量を確保出来ず。その辺が、人工衛星経由の双方向通信でかなり改善されたと思います。
まぁ細かいことは抜きに、安くインターネットに接続出来るからと、座礁の危険海域に近付いたとは思えないです。
「積荷が無い状況だから、万一の保険も少しは安上がり」とでも思ったとも思えずです。

天然の豊かな環境を破壊してしまった罪は大きいでしょうし、簡単には元に戻らないかと。
過去に日本海で座礁したナホトカについても、現地に住まわれる友人が残念がっていました。とても綺麗な海だったそうです。
あと、船員の多くが日本人以外のアジア系というのは今時当たり前です。人件費の安さもありますが、とてもフレンドリーで相手を立てる仲間達です。
英語は癖のある発音ですが、自分なんかよりはるかに上手な英語を使えます。

もう一つ気になったニュースは地元であった児童虐待でした。
同じ区内であったらしい事件、容疑者の名前を検索してしまいまして。
ちと珍しい名前の方は直ぐに見付かりました。それも同一区内でFacebookでも公開されていて。
この女性なのか?と。
ただ、それだけの根拠でしか無く。万一、別人だったら気の毒な同姓同名だよなぁとも。

半日ほど経ったところで検索してみると、別人だった様子です。
実際のところ謎ですが、知人でも友人でも無いのに決めつけてしまうのはやはり危険だなぁと。

自分は色々な仕事に就いていたり、地域のボランティア的な場面もあったので、知っている名前は多い方かも知れません。交友範囲は限られていますが。
名前を覚えるのは遅いのですが、忘れるのはそんなに遅くなく。
ニュースに登場する名前で近いのがあると、まさか?と思いがちです。
いまのところ、ほとんどが別人でホッとしています。

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