散文

昨日あったこととか、ちととっ散らかった文章です。

時々覗っていたラーメン二郎の某店へ昨日伺いました。解放された平日に行ける自分にとって楽園の様な場所です。
特にコロナの影響もあってか平日日中の行列は少なめらしく。
雨も降っていなかったので毎度の単車で向かいました。水戸街道の大きな橋を渡る辺りでは、毎度車の流れが良く。そこで、マスクが鞄の中から吹っ飛んで行ってしまいました。
肩から斜めに下げられる鞄には蓋が無く、走行中は風も舞い込みパタパタしがちでした。
それでも、中身が吹っ飛んだ経験はほとんど無かったのですけれど。
使い捨てでは無いピッタマスクはバックミラーの中でみるみる小さく遠くへ。

通常営業中の二郎は現在少ない様子で、営業中の二郎もコロナ対策でかなり神経を尖らせている様子です。
今日の二郎も普段から忙しく真剣勝負な店主と助手さんの笑顔を自分は一度も見たことが無いかも知れず。
行列に並ぶとしてもマスク着用は当たり前のルール。昼の部の営業が終わる直前に現着したのですが、とりあえずマスクを入手せねばで行列に並ぶ前にコンビニへ寄ったところ、売切れ。
鞄の中には何処かの中華屋さんで頂いた大き目なウエットティッシュがありました。仕方ないのでこれをマスク替わりにしようかと。

行列は五人ほどでした。券売機には直ぐに行けたので、店主さんに聴いてみました。
SUKIYAKI: 来る途中、単車でマスクを飛ばしてしまい、これでも良いですか?
店主: 大丈夫です。

券売機で食券を入手し、行列に並び直して三分も経たないうちに助手さんが後ろからやってきました。
助手さん: これ使って下さい。
蓋を開けられた箱マスクでした。
申し訳なかったのでお代を払いたかったのですが、不要だそうで。
何とも人間味を感じてしまいました。

既に離れてしまった仕事では、日々妙な緊張感に縛られていたので、懐かしい感覚でした。あそこで助けられた場面はほとんど無かったんだよなぁとか。助けたことは幾度もあったのになぁとか。
突然現れた会長に怒鳴り散らされる社員達、自分に火の粉が飛ばないよう、助け船など誰も出せず。

また仕事の話に戻ってしまうのですが、七十代前後の上司達のことを思い返すと、やはりあの年代で現役の技術者の仕事をさせるのは無理があったんだろうと思います。
細かい作業も難しいでしょうし、記憶力も判断力も衰えて当然かと。車の運転にしても高齢者による事故はあの年代から急に増える感ですし。
相手が呆けているのだからその辺の気遣いは忘れないスタンスでもありましたが、それでも嫌な対応が続いてしまうとこちらも余裕が無くなるもので。
特別養護老人ホームとかの職員が入所者に対して虐待をしてしまう事件が時々あったりしますが、専門教育を受けた方でさえも自分の感情を抑えきれない場面はあるんだろうなぁと。
「生涯現役」という言葉、昔に比べて登場する機会が増えています。ただ、現役で出来る仕事の範囲というのは、限られていそうです。そうでないとこの通り周りに迷惑が掛かってしまうかと。

更に話が飛びます。
夕刻のこと、何かの拍子に思い出した映画がありました。
子供の頃にテレビ放映で怖い思いをした「ウエストワールド」という作品です。架空のテーマパークで発生した事故を題材にした70年代前半のSF作品です。
テーマパークには人間そっくりのロボット達が居て、西部劇の舞台のような場面では絶対に歯向かわないロボット相手に決闘が出来たり。人間の好き放題です。
ところが、この感情を持たないロボット達が容赦なく人間に歯向かってきてしまう流れに変わり。
その後の「ジェラシックパーク」といったSF作品にも通じる流れの「ウエストワールド」でしたが、当時の技術はまだお粗末なもので、その辺の粗探しをしたら笑えてしまうレベルかも知れません。
ただ、俳優さん達の演技は光っていた記憶です。無表情の凄味というか。
Webで検索してみると、やはり子供の頃に同じ思いで観ていた方々の感想が面白かったです。
現在ではB級作な部類にしても、けっこう引き込まれる何かがあって。あれは演技力にもよるんだろうなぁと。

一つの記事に色々押し込み過ぎましたネ。

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