昨日気になったニュースの一つが女子プロレスラーの他界でした。
この事件を知るまで全く存じない方だったのですが、出演されていた実録系の同居番組ではヒール役だったそうで。
その番組の放映後は本人のSNSアカウントが叩かれる場面も多かったそうで、本人もそれを気にしていたそうで。
どんな番組のどんなシーンだったのか観てみたところ、かなりのヒール役な演出でした。
作られた演出なのか、偶然生まれた実録なのか分かりませんが、その場に居たくない嫌な雰囲気は十分に伝わり。
リアリティを追求した番組との触れ込み、何処までフィクションなのかノンフィクションなのか謎。そして、十分に悪役だとは思えました。
菅井きんさんが生前にバラエティ番組で漏らしていたのですが、意地悪なお婆さんがハマリ役になってしまい、本人は覚悟もあったそうなのですけれど、娘さんの結婚に悪影響がありそうで心配だったと。
人によっては、ドラマの役が本人そのものと映ってしまうようで。
気持ちは分からなくも無いのですが、それとこれとは別でしょうという感覚が麻痺している人は世の中に居るんだなぁと。
別の役者さんも、プライベートの出先でお年寄りから怒られてしまったことがあったりだそうで。人気ドラマの悪役で意地悪が過ぎるとのお叱りだったそうで。
まぁ、お年寄りだから仕方ないと思われたかと。
今回他界された女性はそこまでの覚悟があったのか分かりません。その役が嫌だったら命を落とす前に辞めてしまえば良かったのにと思えたり。
だって、まだ若いのですし、他の生き方は無限にありそうで。そもそも本業はプロレスラーなのですから。
SNSで彼女をしつこく叩いた人達はアカウントをその後消したりだそうです。現時点ではこの人達が叩かれるターゲットだそうで。
負の連鎖としか言いようが無く。
メディアでヒール役の人に対しては、実は良い人だった的なフォローがあるべきかと思っています。
ブッチャーにしても、そんな面が知られていたから人気が絶えなかった記憶です。
上記の番組を自分は一部分しか観ていなく、何らかのフォロー的な場面はあったのかなぁ。
最近もコロナ関連の偏向報道が話題になったりしていました。識者の意見が本人の伝えたかった内容と真逆に編集されていたり。
本来まじめに取り組むべき番組でも、これではメディアに良心を期待するのは難しいのかなぁ。
世の中、根っからの悪人というのは実際に存在しますが、それは極僅かかと思っています。偽善者みたいなのは多いとも思えていますが(自分も偽善な面が全く無いとは言い切れず)。
SNSで本人に「死ね」と綴っていた人達は、思い通りになった後にどんな心境なのか聴いてみたいです。
こういった実録系の番組、製作側というか編集側はかなりの気遣いが無いと危険かも知れません。そこに視聴率を意識しただけの作為的な編集が加わったら、出演者は餌食でしかなく。
自分は基本的に平和主義ですし、争いごとは苦手です。それでも稀に怒ってしまうことはあります。積もり積もった後の怒りもあれば、人の道を外した言動に反射的な怒りもあったり。
そんな場面だけをクローズアップされてしまったら、自分も悪役になりかねずです。
最後に怒ったのは何年前だったかなぁ。
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