何年か前にAmazonのプライムビデオで観た作品でした。
ほとんど時間潰しで観始めた作品、何の予備知識も無かったのも手伝い、なかなか面白い展開。
二人の若者がポンコツな単車で南米を旅するストーリーは出発直後からトラブル続き。
特に怖かったのは女性に関わるトラブル。単車の故障よりも余程厄介というか、女の裏切りというのはここまで怖いのかというのは古今東西変わらずの様子で。
池波正太郎さんの堀部安兵衛も一種のロードムービーなのですが、この作品に登場した女性の一人も似たようなもので。
一時の快楽と強者への寝返りというか。仕事上でもこういった女性は居たなぁと。
南米というと「南」という名前が付くだけで暖かい土地のイメージです。むしろ熱いくらい。
しかし、山間部は雪も降り単車では最悪のコンディション。そんな中でも諦めずに旅を続ける二人。
二人とも立派な大学に通う学生さんらしく、特に単車が命というワケでもなく、ともかく長旅で何かを掴みたいだけの様子で。
この作品を観てから何年も経ってしまったので、細かい場面は忘れてしまいました。うろ覚えですが、単車は途中で乗り捨てたような。
苦難の旅、二人の友情は厚くなったと思います。想定外の展開、助け合わなければ乗り切れない場面ばかり。
キューバの革命家「チェ・ゲバラ」が若かった頃のストーリーだったと知ったのは作品の最後の辺りでした。
世の中に革命家な人は何人も居ると思います。どちらかというと危険なイメージで近寄り難く。日本の左翼も最期は内ゲバで憎しみ合いが多かったり。
坂本龍馬は数々の作品上では明るい性格で、面白い奴で。明治維新というのも一種の革命なのですが、民主主義の基本を導いた点で破壊とは異なり。
チェ・ゲバラさんについて自分は詳しくないのですけれど、Rock系アーティストの題材になりがちのようです。
御本人をモチーフにしたイラストもTシャツで未だ出回っていたり。Rockの象徴というか。
Wikiで観る限りは英雄。しかし、混乱をもたらしたとか厳格過ぎた姿勢に批判も残っているようです。
自分も若い頃は旅をするのが楽しみでした。僅かの期間に発見もドラマもあって。
最近の若い人は、あまり旅をしていないのかな?
無駄では無いと思うのですが。
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