温暖化

本日三つ目の投稿で、スミマセン。

今日の明け方まで、まとまった雨が久し振りに続いていました。
昨夜のこと、テレビを観ていたら館山で大雨洪水警報のテロップが。
昨年の台風で幾度も大きな被害に見舞われた地域、なんでこんな季節にも?
だって、まだ復旧していない家屋もライフラインも畑もあるのに。
元々は温暖で穏やかな土地の印象でしたし、いつか暮らしてみたい土地の候補でもありました。

本日、知人がリツイートした記事が、その後の実情で。場所は何処だか分かりませんが、今回の大雨でまた被害に遭ったらしく。


自分の趣味の一つも園芸で、こんな展開になったら辛いです。それが生業でしたらはかり知れず。
農業については、自分も興味あるというよりやってみたい気持ちもあるんです。ただ、身内からは「あれは博打だ」とも釘を刺されたり。
実際、豊作でも値崩れで喜べなかったり、天候不順では何も実らないどころか畑も失いかけたりで。
既に四半世紀前の出来事ですが、某社の本社に異動してしばらく経った頃に、仲の良かった親族が過労による心不全で突然他界してしまいまして。自分より二つほど若い弟分、三人兄弟の末っ子だった自分には、唯一の弟な存在でした。
当時の自分も終電帰りが日常な過労気味で、北海道のかなり遠い地域での葬儀は自分にとって久しぶりのまとまった休息にもなりました。
地域の役場で土木課に勤務していた弟分は、何年も平凡な日々を過ごしていて、亡くならなければその年の夏頃に披露宴を予定していたんです。
しかし、数年前の大震災で状況は大きく変わってしまい。毎晩、明け方三時までの残業、ライフラインの復旧は急務で、頑張っているのに苦情の電話ばかり。
そんな日々がようやく片付くレポートを書き上げた晩に、布団の中でそのまま起きてこれなかったそうで。

もっと身近な親族の方々も可哀想過ぎて、少しでも傍に居てあげられたらと、有給を伸ばしたり。遺骨が実家に戻られるまで、自分は同行しました。
ご実家では、葬儀に来れなかった地元の年配者さん達も集まりました。年配者さん曰く自分の見た目は故人に似ているそうで。
ひょっとしたら、自分の身代わりな過労死だったのかなぁと。なので、その後は無茶な働きっぷりを自制しがちでした。誰から何と言われようとも。
その場で、親族のお父さんな世代の方から声を掛けられました。「うちの畑、継いでみないか?」。
あまりにも唐突な一言、勿論即答できず。可愛い娘さんが三人居るそう。それも目の前に。
自分はたぶん、素っ気ない返事をしてしまっていたと思います。
噂には聞いていましたが、その方面では相当大きく立派な畑だったそうです。
自分は東京での生活で、やっと表に浮上したばかりでしたし、まだ少しは結果を残せそうでもありました。夜間大学で上京してから、ここまで8年近く掛かっていましたし、立派な大学を卒業しても努力を怠っていたら26歳で辿り着けないポジションでしたし。(だいたい、都会の絵の具で何色に汚れたのか自分でも分からず)
未練というか、ともかくキリが悪かったとしか思えず。あいつは妙にキリのよいタイミングでホッとしてしまったのかなぁとか。
でも、北海道に帰りたい思いが全く無かったワケでも無く、いつかは胸張って帰りたいなぁと。

その、遠い親戚の立派な畑も数年前の大雨で大きな被害に遭ってしまったそうです。半世紀以上続いた畑で、ここまでの被害は無かったそうで。
温暖化の影響は、海面上昇ばかり話題になっています。しかし、内陸の川から離れた一見安全地帯の様な場所でも大きな被害が続いている様子です。
昨年秋の台風では、前例の無い進路で大きな被害があり。先人の知恵も役に立たないような状況らしく。

ちと〆の言葉に悩めます。

いま大変な思いをしている農家に「頑張って」とは簡単に言えないですし、市場を経由しないルートで見た目の悪い美味しい作物を何とか入手出来ないかなぁと。

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