ドリームガールズ

昨夜、BSで映画「ドリームガールズ」が放映されていました。評判の良い作品でしたが自分が観るのは初めて。
予備知識がほとんど無い状況で観てしまった為、日本語吹き替え版でありながら残念なことにストーリーに着いて行けなかった部分が多かったです。

ストーリー上で外せない人物が多いと、誰が誰だか分からなくなってしまうことが自分は多く。キーパーソンは最低限にするとか、見た目も個性的にしてくれたらなぁと。
本作は出演者のほとんどが黒人だったのも影響したのかも知れません。白人からしてみると「東洋人は皆同じ顔に観える」こともあるそうで、その逆というか。
あと、幾つものストーリーを同時進行させてしまっていて、この場面は何処と繋がっていたのか分からない展開でもありました。悪く言ってしまうと詰め込み過ぎで。

検索したところ、映画の題材はモータウンレコードの始まりをモチーフにしているそうです。モータウンという社名は地元デトロイトが車産業で繁栄していた名残もあったそう。(Motor town)
映画はミュージカル仕立てで、その点はストーリーに関係無く良く出来ていた感です。古いミュージカル映画は歌と踊りが突然始まったり終わったりで、その繋がりが不自然に思えるのもあったりですが、この作品についてはいつの間にか歌と踊りで自然な流れでした。
劇中で使われた曲なのですが、どれも自分の知らない曲ばかりでした。ここまで知らない曲だらけというのも初体験です。映画用に作られた曲なのかな?(元はブロードウェイ向けだったそうですが)
その曲の演奏がまた素晴らしく。バックバンドのリズム陣がとにかく上手い。ベースラインだけでも惚れ々々してしまいました。

録画も一応しておいたので、もう一度観直すべきかとも思えたりです。しかし、結末も含めて特に見所があったとも思えず。
ミュージカル仕立ての作品をこの時期に観るなら、ブルースブラザースの方がよっぽどスッキリ出来そうです。知ってる曲も名場面も多く。

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