『日本で「ニワトリ」はこんな風に殺されている…知られざる現実』というニュース記事がありました。なかなか考えさせられる内容でした。
テキトーに要約すると、品種改良されたニワトリは生まれてから40日程度で出荷できるほど成長する。しかし、骨格の成長が短期間で追いつかないので歩けない身体になっている。他にも身体の異常があり、出荷前に死んでしまうニワトリもけっこう居る。足の踏み場もないほど密集した床は糞尿まみれ。薬漬け。
鶏肉は安くて美味しくて栄養価も高いそうで、自分も好んで購入しています。なかなか良心的な食材です。しかし、裏ではこんな事情があったのかと。
こんな品種改良や育て方を続けていては、最初から問題のある状態で生まれてこないのかな?と思ったら、記事の最初に書いてありました。生まれた途端に間引きされるヒナもいるそうで。
更に、こんなのを食っていたら人間もおかしくなってしまわないのか。それについては薬剤耐性菌程度しか触れられていませんでした。(まぁ十分に問題なのでしょうけれど)
ともかく、コスト削減の究極な生産システムなのですが、生産現場も怖いしそれを知らずに食べてる自分も怖いし。それでも購入すると思いますが。
環境問題や食品問題について深追いしてしまうと、何も食べれなくなってしまうのですけれど、バックボーンは少しくらい知っておいた方が良いと思います。(こういった問題を取り上げる方の一部はかなり攻撃的な言動に出やすく、なのに科学的根拠が足りなかったりします)
しばらく前のブラタモリだったかで、ニワトリの生産現場が登場していました。何でも、地元の軽石みたいなのが床に敷き詰められていて、独特の臭いがほとんどしないそうで。軽石の表面の細かな凹凸が吸収効果を持つそうで。
ニワトリ達もそんなに密集していない空間で育てられていて、まぁ健康的そうでした。
逆に、上記のニュースに登場した生産現場など、とても見せられたモノじゃないだろうなぁとも。しかし、コストも全然違いそうです。
ここ数年で、特に外食費がかなり上昇した印象です。食材そのものが値上がりしたり、人件費が上がったりで仕方ないのですけれど。
そんなこともあり、時間が許される場面では自炊の機会が増えています。幾らでも大盛が出来ますし、手間暇掛ければ安い食材でもけっこう美味しく。外食の三割未満の値段で同じようなモノが出来てしまうのですから。
なので気付いた部分でもあるのですが、野菜は天候によって値段が大きく上下するものの、肉や卵はかなり安定しているんですよネ。
この記事の問題に対して自分は何が出来るか?と考えたところ、これくらいです。
食べる前の「いただきます」とその後の「ごちそうさまでした」。
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