今回の台風被害でも思ったのですが、どうして重要な設備を地下に置くような設計をしてしまうんだろうかと。
武蔵小杉の一部のタワーマンションで近くの多摩川が溢れ、地下の電気設備が浸水した結果停電に断水が発生したそうで。
一ヶ月間はエレベーターもトイレも水も電気も使えない状況だそうで、上層階は実質暮らせないらしく。
福島の原発事故も似たような感じでした。
311の津波により地下の電源設備が浸水し停電。原子炉の冷却が出来なくなり結果は爆発とメルトダウン。
浸水したら機能しなくなり最悪大事故に繋がるような設備を何故に地下に置いてしまうのか不思議でなりません。それも水害が十分に考えられる立地で。
海に浮かぶ関西空港でも水害で地下の電源設備が壊れた事故とかありました。
フェイルセーフな設計とはかけ離れている感です。
と、文句ばかり綴ってしまいましたが、取り返しつくうちに他の似たような環境は対策を取った方が良いのでは?と思っています。
恐らく、事故後の対応より事前の対応の方が十分に安くつくと思えますし。(それでも相当な出費でしょうけれど)
武蔵小杉のタワーマンションも、設備が復旧したところで構造が一緒だったらまた同じ被害の繰り返しでしょうし、そんなのが続けば結果が見えているでしょうし。
自分の暮らしているマンションは四階建て程度の高さなので、電気や水道が止まってもまだどうにか暮らせそうな範囲です。
過去の職場が高層ビル内だったことがあるのですが、試しに十階まで階段で上がってみたところ、それだけでけっこう草臥れました。
高層マンションの上層階で暮らすのに適している人って、本来は登山経験が豊富な人に限られるのかなぁと。
海沿いや川沿いに建物を造っちゃいけない。とは思っていません。
造ってもいいけれど、最悪の場面で最悪の結果に繋がらないような構造にすべきだよなぁと。というか、こういったパターンは設計ミスくらいに思っています。
あと、多摩川対岸の二子玉川関連のニュース記事で興味深いのがありました。
景観を優先した結果、川の堤防内に作られた高層マンションがあったそうなのですが、今回の台風で周りは浸水被害があったもののそのマンションは十分に安全対策を施した設計だったらしく、ほぼ被害が無かったそうです。
地上面の高さを十分に稼いだり、居住スペースは三階以上であったり。(上記の武蔵小杉のタワーマンションについては、上層階の居住者がトイレを使用した場合、下層階のトイレから下水が逆流してくる状況だそう)
こういった対策がされているか否かで、建物の将来的な評価が大きく分かれそうな気がします。地下の構造がどうなのかは謎ですが、記事はこちらです。
今回はオチの無い記事でした。
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