トイレのリフォーム

昨年末から気になっていた修理をこの三日間で手掛けていました。
トイレの巾木に穴が開いていまして。大掃除の際に巾木の表面が波打っているなぁと指で押したところ、ボロンと穴が開きまして。
この巾木は数ミリくらいの厚さと思われる木材が使われていて、木製部分が腐って表面のペンキ層だけが残っていた様です。
トイレ清掃用のブラシをそこに置いて見えないようにしていましたが、まとまった時間が取れたら直そうと思っていました。
そしてこの十連休なGWです。その十連休の八日目から作業を始めました。連休の前半は天候が悪かったので、今思えばもっと早く手掛けるべきだったなぁと。運が良ければ一日で終わる作業だと思っていたもので。
ともかくハマりました。

一般的な巾木は上記左側の断面図です。青が壁、緑が床、青が巾木です。巾木を外していて気付いたのですが、我が家の巾木は上記右側の断面図でした。壁に食い込んでいる作りでした。
「しゃくり」と呼ばれる古い工法で、三十年以上前は一般的だったようです。ともかく簡単には外れず。
左側の断面図ですとスクレーパーだけで剥がせると思うのですけれど、スクレーパーをハンマーで叩き、斜めに切り込んで破壊するしか結果的に手段がありませんでした。
初日の作業では巾木を中途半端に破壊しただけ。百均で入手したスクレーパーも途中で壊れてしまいました。

上記が作業前の状況です。

上記は二日目にバールと(百均ではないちゃんとした)スクレーパーで外せた巾木です。
元々の巾木の厚さは20㎜もありました。既に新しい巾木を入手していましたが10mm以上厚さが足りません。
仕方ないのでもう一度ホームセンターへ。しかし、途中も含めて三日目の現時点でホームセンターまで四度は往復しています。
巾木の材料自体は三百円程度です。ホームセンターでは正確な長さで木材をカットしてくれますが、厚み調整の様なカンナ掛けはしてくれませんでした。ちなみにワンカット30円程度なので、自宅の貧弱な工具でカットするよりは遥かに経済的で上手です。

今回の作業では床材の変更も考えていました。ダークカラーな木目調のクッションフロアに張り替えるつもりで。
なので、巾木も似たような色を塗りました。壁面はマスキングしましたが、床面はそのままで塗り作業。
塗りようのブラシが思ったより大きくて、細かい手直しは後から必要となりました。



この時点で大きな問題が。作業途中で用をたした(小の方)のですが、床面から水漏れ発生。
見た目重視で便器と床面の間にクッションフロア―を潜り込ませたく、便器を持ち上げつつの作業をしている途中でバキッと音がしていたので、便器から下の配管を壊してしまったのかも知れず。
仕方ないので水洗タンクと便器も外すことに。原因が分からないと対処の仕様も無く。場合によっては専門業者を呼ばないと直らないかなあとか、そうしたら幾ら掛かってしまうんだろうとか考えながら。
不器用なオッサンの日曜大工で恐ろしい結果を生むパターンに近い展開です。


便器を床から外して原因が判明しました。便器と配管はゴム粘土状のシーリング材で接合されていました。エアコンのダクトを壁に通す際に見られるような紙粘土みたいなヤツです。
これを手直しで再形成したら水漏れは結果的に治まりました。

そして昨夜の時点の最終段階は上記です。
クッションフロアのカットを途中で誤ってしまい、一枚足りなくなっていたので、それさえ入手出来れば作業はほぼ完了です。

当初は樹脂製の巾木に張り替えようと思っていました。その材料も最初に入手していて。これは結果的に全く使わないかもしれません。
あと、巾木の高さが2㎜ほど足りませんでした。その高さに合う材料が売られていなかったもので。
結果的に足りない数ミリ分の隙間が空いてしまっているので、床面から浮かせてそこにクッションフロアを入れ込んでしまう手直しを現在考えています。
これを綴っているのは早朝の六時頃で、ホームセンターが開くまでまだ数時間ありますので、それまでの間に手直ししようかなと。
あと、東リさんの「ゆかペタYKP105」というクッションフロア―がなかなかの優れモノです。見た目はほとんど木で高級感もあります。
施工もかなりしやすいです。メジャーで実寸を測ってカットすると自分の場合は何故か長めになってしまい、最終的には実物合わせの繰り返しですが、大きなミスもほとんどありませんでした。

ゴールデンウイーク後半は天候もかなり良くて、単車でツーリングも考えていたんです。
折角の十連休、かなり勿体ない使い方をしてしまいましたが、あのまま穴を放置するよりは良かったハズで。

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