耐え難い臭気

以前にも臭気の話題を綴っていました。世間で使われていた酷い臭気の有機溶剤が長期間の使用で発がん性を発揮してしまう話題でした。
今日伺った某所がかなりキツい臭気で、一時間未満の滞在だったものの、帰宅後に気管支の調子がかなり悪い状況です。
鉄工所を併設する場所だったのですが、臭気もそうですけれど喉のイガイガ感とか帰宅後も続いていて。あそこにあと数時間いたら、喉もつぶれて声が出なくなったかなぁと。
過去にも仕事で自動車の部品工場で同じような経験をしています。
社会問題にはなっていないので、有害物質は恐らく含まれていないとは思うのですが、自分の体質では耐え難い臭気でした。

自分は煙草を吸う身分なので、臭いに対して偉そうなことを言えない立場なのも理解はしています。
しかし、身体が受け付けない症状はそれなりにある様子です。体調が優れないときはお酒も煙草も身体が拒否反応をしてくれたりで。
過去の仕事では牛舎に設置されたロボットの整備とかを経験していて、牛舎独特の糞尿系の臭気も少しは気になったりしたのですけれど、身体が拒否反応するようなことはありませんでした。
恐らく、そもそも自然界に存在していた臭いか否かの違いがあるのかなぁと。

では、毒には必ず臭いが伴うか?といったら、勿論そんなことはありません。人が窒息してしまう一酸化炭素も二酸化炭素も無臭のハズですし。
一酸化炭素に至っては、苦しみも無く意識を失うらしく。嘗て屋内消火設備でも利用されていた二酸化炭素については、人が大量にあびてしまうと相当苦しいそうです。
そんなワケで、臭いを伴った毒というのは人が気付きやすいという点ではまだ親切な物質なのかも知れません。

しかし、あのような環境で働いている方々は辛くないのかなぁと。勿論体質による違いもあるのでしょうけれど。
現場寄りの方でしたら防塵マスクとか使うのに抵抗無いと思いますが、隣接する部屋の事務職の方とか、どうなんだろうかと。
印刷設備の洗浄に嘗て使われていた有機溶剤であるジクロロメタンも当時は発がん性が全く疑われていなかった様子ですが、数十年の間に何人も犠牲者が出て、今ではかなりの規制が入っている様子ですし。(過去に綴ったこの記事によります)
今日の臭いが金属によるものなのか、それに付加する化学物質によるものなのか分かりませんが、関係者の方はそれが原因で早死にしなければと願っていたりです。上記のジクロロメタンの被害の様にはなってほしくなくて。
こういった環境の臭気の除去対策とか今後は重要ではないかなぁと。でないと、担い手が減る一方に思えてしまい。

牛舎での対応は個人的に苦手で無かったですが、その作業着を着たままファミレスとかに入ると相当顰蹙をかったりもしていました。
でも、お客さん達がいま食べているお肉も、元はこの臭いがあった場所で育っていたんですけれどねぇ。

コメント