プラグにグリスを塗るか等

スパークプラグでの話ですが、多くの技術書ではスパークプラグの交換時等にネジ山にグリスを塗るようなアドバイスが掛かれています。
自分も基本的にそうしていましたが、手元にグリスが無い時は未塗布で対応していました。
この件、賛否両論あるそうなのです。

「グリスを塗ってしまうと規定のトルクでは締め過ぎになりかねない」との意見も。
じゃぁ、何故グリスを塗るかというとシリンダー内の気密性の確保なのかなぁと思ったりですが、実際のところ謎です。
気密性の確保であった場合、熱等でグリスが飛んでしまったら圧縮不足になりそうですし。謎

Vespaを整備していた頃、特にエンジン割まで進んだ頃にアジア製の安いネジ類を入手していたんです。
これを使用する際にネジ山にグリスを塗って締め付けていたのですが、三割くらいの確率でネジ山が駄目になりました。
粗悪品だったのか、上記のような締め過ぎで弱いネジ山が崩れてしまったようで。

昨日の単車のアイドリング不調の件でスパークプラグの交換も考えていて、検索したところ上記の件に引っ掛かりました。
アイドリング不良の件については、順番に対応していこうかなぁと思っています。思い当たるところを一気に触ってしまうと、直ったところでどれが原因だったのか分からなくなってしまうからです。
時間の限られる修理作業で一度で仕留める路線であれば、思い当たるところを全て対応するのも勿論ありです。特にプロの方はこの傾向なのかと思います。原因ははっきりしないけれど、対応した幾つかの内のどれかが原因だったと説明するのですが。
自分も高価な分析装置の修理で、時々使っていた戦法でした。早く正常化させたいお客さんとか、部品代がそれほど高価で無いパターンとか、運悪く何度も再修理に迫られるのも逆にコスト高になってしまうので。修理箇所に辿り着くまで、恐ろしく面倒な分解が生じる場合もこの戦法です。
ただ、時間と手間が許されるなら、一つずつ解決していくのが賢明だと思っています。原因が特定できるので。

ちと順番を決めかねますが、以下の流れで考えています。
・バッテリーの電圧確認(最も手間が掛からないので)
・スパークプラグの清掃(金属ブラシが無いので入手が必要)
・ガソリン添加剤を入れて様子見
・場合によってはスパークプラグの交換(まだ使えそうで勿体ないのですが)

検索結果のサイトの情報によると、スパークプラグの劣化で変なところから火花が飛ぶこともあるらしく。通常は凸の尖った部分からなのに、それ以外から火花が飛ぶこともあるそうで。
最悪のパターンが燃料ポンプの故障なのですが、リコール対象のロットなのか謎ですし、有償修理になった場合はけっこう高額になりそうで。
FIの故障も恐ろしいなぁ。

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