数年前にディスカバリーチャンネルで放映された近未来の災害を想定した番組を思い出しました。
台風等の低気圧と満潮の時間帯が重なると、高波で海岸に近い都市は甚大な被害になり得ると。
特に巨大な都市は海に面しているパターンが世界中に点在していると。
今回の台風JEBIでの関西方面の被害は、まさしく上記のパターンでした。
空港に繋がる橋にタンカーが衝突とか、高波の被害ではありませんでしたが幾つものマンションの屋根が強風で吹き飛ぶとか。
地震に備えた耐震基準があるように、強風に備えた耐風基準みたいなのってあるのかなぁと。(それに近いのはあるっぽい)
脱線ついでに、JEBIという単語が初体験だったので検索したところ、韓国語のツバメの意味だそうです。
Googleの機械翻訳を試したところ、jebiはボスニア語でfuckの意味にもなるらしく。なんじゃこりゃ。
ボスニア人も驚いている台風名に違いないと思い、Twitterで更に検索してみたところ、セルビア語でもfuckの意味らしく。
ボスニア語もセルビア語も全く知識が無く、近い言語なのかなぁと更に検索。元々はユーゴスラビアという国だったそうで。
そういえば、自分の高校時代はバルカン半島で民族の争いがニュースになっていたなぁと。
話を戻します。
地震や大雨や強風による建造物の被害というのは、安全マージンを取った設計基準の想定を超えてしまったからかと思われて。ノンメンテの老朽化を除けば。
関西空港の浸水とか、幾つものマンションで屋根が吹き飛ばされたとか、想定を超えてしまったからには基準の見直しも必要なのかなぁと。
空港のような多くの人が日々利用する公共性のある施設でしたら、壊れても税金等で修復出来るでしょうけれど、個人の資産のようなマンションでは修理費を搔き集めるのも大変だろうなぁと。
以前に暮らしていた下町、地元の皆さんが小さな神社を守っていたのですが、東日本大震災で瓦屋根が崩落してしまい。
元々、老朽化で瓦の隙間から草が生えてきたり雨漏りもあったようで、屋根の張替予定はあったそうでしたが、それより早い崩落でした。
屋根が崩れた建物の本殿は50平米も無かったと思う床面積でしたが、張替に掛かった費用は五百万円でした。
神社の運営資金では足りず、皆さんからの寄付金で何とかなりました。
これが普通のマンションだったら寄付金何て無いでしょうし、修繕積立金を思い切り崩すか臨時で徴収するか。
タンカーの事故の話に戻りますが、Yahoo!ニュースのコメントで興味深い投稿がありました。関係者と思われる方の投稿で。
「あれは人災だったと思う」とのこと。既にコメントが消されてしまったのか、昨夜のうろ覚えですが空港側の無理な要請が原因に思われると。
真偽の程は謎ですが、タンカーの運営会社は下請けになるので、空港からの要請が無謀でも断れないと。飛行機に必要な燃料(オイル)を届けるのがこのタンカーの役割で。
通常、高潮による被害が想定される際、タンカーは積荷であるオイルを積んだままだそうです。これを降ろしてしまうと船は浮き上がってしまい。(浮き上がった場面で事故に繋がりやすいそうで)
結果論で言ってしまうと、あのとき無理して燃料を届けたところで空港は閉鎖で未だ復旧の目途も立っていないのですし、燃料の備蓄も少しはあったでしょうし。
タンカーが衝突した橋の影響で復旧は益々遅れる事態にも思えます。
(繰り返しますが真偽の程は分からぬ記事です)
あと、吹き飛ばされた車の数々もニュース映像で印象的でした。
背の高いトラックが風圧に弱そうなのは分かるのですが、今回の被害の映像は車の形状に関係なく一斉に吹き飛ばされていて。
それに対して関空で待機していた旅客機は意外にも強風による被害が無さそうでした。あんなに大きな翼を背負っていたら強風で吹き飛ばされても良さそうな印象なのに。
飛行機はどの方向からの風圧に対しても耐えられる設計なのかな?
タイトルに対して本文がブレブレの内容になってしまいました。
地震や大雨に対する被害ばかりが恐れられてきた日本だと思うのですが、強風の要素も加わった今回の台風の印象でした。
コメント