ドイツ対韓国戦

また韓国のラフプレーが続くのかなぁと予想して観ていたサッカーワールドカップのドイツ対韓国戦。
これが全く予想外の展開でした。毎度のラフプレーは影を潜め、ちゃんと試合をしていて。
最初からそうしていれば、アジアの隣国として素直に応援したのになぁ。

そして、何度もゴールを狙うドイツのシュートが全く決まらず、キマりそうでも韓国のゴールキーパー(GK)がしっかり押さえて。
ドイツが攻め込む時間が長かったものの、一気にクロスで攻め返す韓国。
後半のアディショナルタイムは6分、先制点は韓国でした。

同じ時間帯で同一グループの別の試合も開催されていました。
その結果によってドイツの状況が変わる流れでした。
運が良ければドイツはこの試合で引き分けでも決勝トーナメントに進めたのですが、これがまたドイツには不利な状況に。
ドイツはこの試合を勝たない限り次が無い状況に。

残り3分程のアディショナルタイム、0-1で劣勢なドイツはGKのノイアー選手が遂にゴールの守備を捨てて攻め込みに。
イチかバチかの捨て身な姿勢、一人大きなリスクを背負って本気で突き進み。狙うは2点。
0-1で負けようが0-10で負けようが同じく次は無く、2-1で勝つ覚悟の残り3分。

スポーツカーのレースの先頭に、ブルドーザーが突進していくような勢い。
ひょっとしたら、ゴールキーパー対ゴールキーパーの戦いになるのか?

しかし、そこでまたクロス。ドイツのゴールにはGKが居ません。
やすやすと韓国に追加点を許したところで試合終了。ドイツ対韓国戦の結果は0-2。
潔い散り方でした。

韓国は頑張ったと思います。最後までタフでした。
ドイツはチームとしての本来の能力が上手く機能していなかったようにも観えました。前回の2014年は優勝チームだったドイツ。
嘗てのワールドカップの決勝で敗れたドイツ、崩れ落ちるGKのカーン選手も印象的でした。
あの場面を思い出したり。

試合直後、TwitterではGKのノイアー選手への嘲笑な書き込みが溢れていました。
Wikiのノイアー選手の紹介ページは「敵チームのスパイ」扱いな改ざんも。
何て酷いことするのだか。

もっと酷い負け方も考えられる中、残り僅かな時間で点を取りに行く覚悟は評価すべきだと思うんです。
もう、守りだけでは負けてしまうのが目に見えていて。まさしく捨て身。
あそこで点を取らせてあげたかったのですが、裏目に出ました。
なかなかドラマティックな試合でした。

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