アルファロメオ

ヨーロッパの車のエンブレムは何かの紋章系なのが幾つかある様です。
パッと見でどのメーカーなのかは分かるのですが、紋章の中の細かいオブジェクトまでゆっくり観る機会はナカナカ無く。
特にアルファロメオはゴチャゴチャしている系かと思います。

以前に新車を購入する際に安いモデルのアルファも候補にあがったことがありました。その際は故障が怖くて諦めたのですが、そのタイミングで知ったアルファの紋章の由来がちと驚きでした。
よく観たら、大蛇が人を呑み込んでいて。ちと怖いですよネ。
アルファロメオのお膝元の土地では大昔にサラセン人との戦いがあったそうで、それにちなんだ紋章だそうです。サラセン人とはイスラム教徒を意味しているそうなのですが、現代では問題にならないのかなぁとちと心配だったりです。

四輪ではありませんが、自分がVespaに乗っていたのはイタリア車への憧れもありました。デザインの美しさや乗り味です。
デザインの美しさについては観れば分かりますが、乗り味については人伝に色々な人から聴いていて。
安いパンダでも十分に面白いとか、ぶっ壊れそうな回転数まで回せられるとか、それで実際にぶっ壊れたとか。

新卒で入社した会社で知り合った同期の一人にボンボンがいて、大学時代はインテグラーレに乗っていたとのことでした。親が何社もの会社を経営していて母親から買ってもらえたそうです。本田のインテグラではなく、ランチャのインテグラーレです。
そのインテグラーレ、新車で購入してから数ヶ月後に首都高を走行していたところ、エンジンルーム辺りからボンッ!と音がして停止してしまったそうです。オイルパン付近に穴が開いたとか言っていました。

その後に会社の寮で知り合った先輩が同じ勤務先になり、過去にアルファロメオに乗っていた話が可笑しかったです。FRの運転が楽しかったとか、とにかく高速走行が楽しかったとか。
この方の場合はそれなりの収入があったそうですが、車の維持費等に無理があったそうで自己破産したそうです。本人による事故もあったそうですけれど、勝手に壊れた系の話は聴けず。
車両価格は無理なかったと思われますが、そこまでの魅力があった様子でした。

その後に気になったアルファは、ドイツからオランダへ帰るアウトバーン上でした。
自分達の乗っていたシトロエンの商用車がオープンの黒いアルファに勢いよく抜かれたのですが、次のサービスエリアで黒いアルファにまた遭遇してしまい。
乗っていたのはとても綺麗な二人組の女性で、黒いドレスもお揃いで。日本では観ることの無いようなキマり具合でした。

中古の輸入車屋さんでは少し古いアルファがかなり安く販売されているんですよネ。まぁ、日本車でしたら同じ年式ですと更に安いのでしょうけれど。
展示されている車体はどれもとても美しく。
ただ、故障頻度とか修理費とかが、やはり日本車に比べると高額そうです。

以前に古いVespaに乗っていたもう一つの理由は、壊れても自分で直せるくらい単純な作りというのもありました。
アジア製の互換部品はかなりの安さでしたし。以前にインドとかでノックダウン生産をしていたらしく、格安部品の入手は難しくなかったです。
たまにまた古いVespaに乗りたくなるのですが、自分が入手した十年以上前でもソコソコの値段。現在では更に高価になっているらしく。
そんなワケで、宝くじでも当たったらイタリアの四輪と二輪は高確率で入手してしまいそうです。

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