以前にエベレストの登頂史をWikiで読んだところ、これがなかなか面白く。
なかなか登頂に辿り着けない歴史で、異色を放った一人が居ました。
本文からの引用では「1934年、イギリスの奇人モーリス・ウィルソン (Maurice Wilson) が飛行機を山腹に不時着させ単独登頂をするという計画を立てたが、不許可となる。登山経験のないウィルソンは「霊的な助け」によって頂上にたどりつけると信じ、2人のシェルパを雇ってノース・コルのふもとまであがったが行方不明になる。」とのこと。
歴史上の人物は色々と肩書があるものですが、このモーリスさんの肩書は「奇人」。
元々パイロットだったそうですし、現代でも飛行機を個人で所有できる人というのはかなりのお金持ちのハズで当時なら尚更かと。冒険家の一面もあったワケですし「奇人」以外の肩書だって書きようかあったと思うのですが、やってることがぶっ飛び過ぎていて「奇人」が適切な表現だったのかなぁと。
モーリスさんのやってきたことは他のサイトでもっと詳しく紹介されていました。誰よりも先にエベレストに登頂したかった様子で、この手段を択ばない作戦は凄いと思えます(結果的に帰らぬ人となりましたが)。
冒険家という存在自体、そもそも奇人の部類かと思っています。特に危険の付きまとうレベルですと、相当なリスクを背負うワケで。
初期の宇宙飛行士なんかも、それに類するのかなぁと。名声の獲得も少しはありそうですが、自分の目で見てみたいという欲望や好奇心が勝るのかなぁと。
その気持ちは自分でも分かります。「無理だ」とか「無謀だ」と言われることほど本当に無理なのか自分で試してみたくなる部分。自分でも分かるというより、自分は人よりその傾向が強いかも知れなくて。
ただ、命を落とすかも知れないレベルの挑戦はしたいと思わないですけれど。(若い頃に車や単車を無駄に飛ばした程度で、これは誰でもあった範囲かと)
誰しも多かれ少なかれ奇人変人な部分はあるかと思います。一人で居る場面など人に見せられたモノでは無いと思います。
それが冒険の方向に傾くと、場合によっては奇人でなく偉人になれるのかなぁと。しかし、そんな分野でも奇人とされたモーリスさんはやはり筋金入りなのでしょうネ。
で、「奇人」とは何ぞや?とWikiで検索したところ、面白い人が沢山登場しました。
こんな人が居たんだなぁと。中には大塩平八郎も載っていて。乱が成功していたら偉人扱いだったのかも知れず。
お暇な方は読んでみる価値あるかも知れません。
コメント