近年の車の顔。怒っている系とかゴチャゴチャ系とかが多く、どうにも好きになれません。
街で見掛ける新しめの車種ですと、特にトヨタの意匠はその傾向が強い感です。巨大なフロントグリルにサイドまで切れ込んだヘッドライト。
あくまでの個人の好みなので、良い悪いの世界では無いのですが。
そんな流れで、特徴的だった過去の車の顔をWikipediaから拝借してみました。
いすゞのジェミニです。70年代によく見掛けました。ボンネットの先端がサメの鼻ように凸っていて、バンパーは機能するのか不思議な程でした。
70年代までの車は画一的なデザインより個性で攻めていたような感です。
2000年にヨーロッパへ出張した際は、現地でこれと同じ古いのを幾度も見掛けています。GMグループの世界戦略車だったらしく、ヨーロッパではオペルブランドで販売されていたようです。
80年代初頭頃の日産スカイラインです。スパッと落とした平坦な顔に四角いヘッドライト。狭い場所や道での旋回性とか、あとちょっとの隙間でコーナーが削れてしまいそうです。
この時代の流行はとにかく角張った車体だった感です。
トヨタの初代Vitz。当時、自分も乗っていました。それまではホンダのSMXというミニバン系に乗っていたのですが、長期出張で乗れない機会が増え、まして北海道の雪で屋外放置が辛く、自家用車を一時手放していました。
会社を辞めることになり、足替わりの車が必要ということで入手したのがVitzです。
この写真は商用モデルとかのグレードかと思われますが、自分が乗っていたのはバンパーまでちゃんと塗装されていました。それでも新車の乗り出し価格は百万円くらいだった記憶です。ちなみに、SMXもそれくらいの値段で売れた記憶です。
普通車の中でエコノミー性を究極に追求したようなモデル、運転してみても実際面白味はぜんぜん無く、パワー不足は全域で否めませんでした。特に慣らし運転中に支笏湖方面へ伺った際は、規定の回転数では山道の上りで30km/hくらいしか出せず、仕方なくぶん回す結果が悲しく。
高速のレーンチェンジ時も、直後のふら付きとか笑えるレベルで、二代前に乗っていたCivic SIRIIとは全く逆の性格な車でした。
ただ、その後引越した愛知とかでも気軽なドライブが楽しめたりで、下駄代わりには最適だったのかも知れません。乗れば乗るほどエンジンも回るようになった記憶です。現代の車ほどでは無いにしても、燃費も十分良くて。
あと、室内はリアシートも含めて狭さを感じさせないというより十分広かったです。
愛着は徐々に湧いた部類の自家用車でしたが、何故か写真を一枚も残していなくて。ちょっと可哀想なことをしたと思っています。
頭から話が逸れましたが、肝心のデザイン面については、今では何てことない部類かと思います。当時のレビューで記憶に残るのは「親がこの車を初めて見たときは、カッコ悪いの一言。特にヘッドライトが無駄にデカく深海魚のようだ」と。上手いこと言うなぁと思いました。
マツダのワンボックス。マツダの車は車名を覚える前に無くなってしまう傾向で、この車も車名を覚えていませんが現行車種のようです。
ヘッドライトの切れ込みも遂に運転席まで伸びたんだなぁと数年前に思いました。ただ、写真で見ると違和感はそれほど感じず、目が慣れてしまったのか、もっと凄いのがあったのか。
ホンダの軽ワンボックス。車体を大きく見せたいからなのかゴテゴテなフロントグリルとか張り出し感。
個人的にはこれが上品だと思えずなのです。
2000年くらいからはスポーツカー系の車が売れなくなり、ファミリーユースな車が流行りになり、機能性とかも重要な様です。シートのアレンジとか狭い場所で開閉の便利なスライドドアとか。
自分の場合、車は見た目で入ってしまう方です。仕事で色々な大衆車に乗っては「最近はこんな便利な機能があるんだなぁ」とかは思ったりします。
キーを差し込まなくてもエンジンが始動できるとか、リアシートを倒したらほとんどフルフラットのスペースになるとか。燃費についても凄い進歩だなぁとか。
最近のは安全装備で「ひやり」と思う場面が減っているとも。
自分が自家用車を持たなくなって、もう15年近く経ちます。都心暮らしの12年間は車が無くても移動に困る場面はほぼありませんでした。
北海道や愛知で暮らしていた頃は、それが無いと何処にも行けないレベルでしたし、通勤にも必須だったり。週末のレジャーの幅も大きく膨らみました。
駐車代の安い郊外で暮らすようになったらまた買おうとは思っていたのですが、実際に乗る機会が少なく維持費も馬鹿にならないので、現在は必要に迫られたらと思っています。
そんなワケで、買う予定が当面無いからか興味も薄く、新しい車の名前がサッパリ分かりません。
コメント