Yahoo!のニュース記事で古い車の特集があり、斜め読みしたところ忘れかけていた思い出が。
ラシーンというデザインがちょっと気になった当時の車の記事、ベース車両はパルサーでした。
そのパルサーで、当時怖い思いをしていて。
当時の自分は大学を卒業したばかりのペーパードライバー。
某社都心の支社で緊急対処員をしていました。
前年に弾けたバブルの名残はまだあり、担当エリアだった銀座赤坂六本木は夜でもタクシーの大渋滞。
そんな中を運転の未熟な自分は走り回っていました。
業務上で覚えなくてはならない事も多い中、運転が何より大変なスタートでした。
支社には各メーカーの大衆車がズラリ。カローラ、シビック、パルサー。
ほとんどが一番下のグレードで、オートマもパワステも無しでしたが、基本的に故障が少なく。
使い込まれた車両はバッテリーが上がっても、押し掛けとか出来たりで。(銀座のど真ん中で押し掛けとか、これも凄い思い出です)
そんな中で、パルサーはオートマでパワステも付いていて、皆に人気がありました。
食事も取れぬ忙しい中、おにぎり食べながら運転できると。
しかし、大雨の深夜にこのパルサーで幾度か死ぬ思いをしています。
大雨の日は漏電してしまうのか、走行中に突然電装系が止まってしまい。
ラジオが止まり、エンジンが止まり、パワステが効かなくなり。
これがカーブの途中ですと特に恐ろしく。パワステが止まるとハンドルに全体重を乗せてもなかなか曲がってくれず。
パワステの無い車は駐車場の出し入れとかの低速時にハンドルが少し重いぐらいで、走り出せば全く問題ないのですが、パワステ付きが壊れると洒落にならなく。
92年頃というと、インターネットが普及する数年前なので、こういった情報の交換も出来ず。
単なるハズレの車両だったのかなぁと思っていました。
しかし、上記のYahoo!の記事にその思い出をコメントしたところ、同様の症状の兄弟車種に乗っていた方の返信を頂けました。
どれくらいの割合で発生していたのが謎ですが、その方は車両を手放したそうです。
実家や知人も当時の日産車に乗っていたのは多いですが、ここまで酷い不具合は無かったようです。
しかし、自分が生まれて初めて車を購入した際は日産車を外しました。どうにも、あの思い出が強烈で。
その後も日産車はプライベートで選択肢に入れたことがありません。
出荷前検査だかの不正が最近ニュースになった日産さん、他にも問題なかったのかなぁと思う今宵です。
コメント
日産車オーナーだけど、今回の不祥事以前から買い換えたい気持ちまっしぐら。
子どもも大きくなったし、また昔の車にしたいなあ。
ルノワールSさん
多かれ少なかれ今回の事件のようなケースは他社でもあり得るかなぁと思っています。
それより、実際の不具合がけっこう怖くて。仕事含めて色々乗ってきましたが、海外のでもここまでの経験は無くて。文句ばかりではあれなので、十年前に仕事で使っていた新車のセレナはそんな中でもかなり良かったです。
古いのはアジがあって好きですが、故障が多いと遠出が面倒で。Vespaでは山手線の外側まで出る機会が少なかったです。