ニュース記事によると、50ccの単車が絶滅危惧種になるかもと。
安全性や環境性能の強化でコストが掛かり過ぎてしまい、価格の上昇等々で売れる見込みもなくなりそうらしく。
八十年代はミニバイクブームで、五万円前後で安いモデルは買えたようです。
テレビのCMでも街中でも、ミニバイクが溢れていました。
そのほとんどはギアチェンジやクラッチ操作が不要なママチャリに簡単なエンジンと保安装置を付けたような部類。
しかし、中にはなかなか本格的なスポーツバイクもありました。
当時中学生くらいだった自分の興味対象でもありました。RZ、MBX、RGΓ。
高校に入り、やりたかったことの一つは単車に乗ることでした。
アルバイトで貯めたお金で入手したのはカワサキのAR50。
中古車でコンディションはイマイチな車体でしたが、スパルタンなデザインが好きでした。
千歳の実家から積丹半島までツーリングに出掛けた夏が今でも思い出深いです。
空冷2サイクル故のトラブルもありましたが、走行不能になるようなことは無く、タフな相棒でした。
自分の肉体では出せないスピードのコントロール。何処までも遠くに行ける乗り物。
話が戻ります。
ニュース記事のコメントには似たような経験をした当時のハイティーンの書き込みが溢れていました。
当時の50ccが時速100km/h出せたのを信じられないコメント等も。
自分がAR50に乗っていた頃はヘルメットの着用義務も無く、本当にユルい時代でした。風呂上がりのドライヤー替わりにひとっ走りとか気持ちよく。
通っていた高校の校則もユルく、多分バレていたと思いますが、特にお咎め無し。
通学で使っていた高校近くの駐車場でも特に文句言われず。電電公社の駐車場を勝手に借りていました。
余計な装備のない50ccは燃費も良く維持費も安く。良いこと尽くめ。当時は。
阪神淡路大震災の際も機動力にたけていたのは、そんな乗り物だった記憶です。
郵便配達の単車も電動式に置き換わろうとしているそうです。
ただ、また大震災が訪れた時にどれだけ役に立つのかと考えてみたり。
スマホで長々ダラダラと綴ってしまいました。誤字脱字多そうです。
気軽な単車というジャンルが消えてしまいそうなのは残念です。
当時の危ない性能を経験した若者は、その後の車の運転でも事故が少ない感ですし、悪い経験では無かったと思います。
手に入るうちに、小さいの一台持っておこうかと考える今宵でした。
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