御茶ノ水でシンセサイザーの試奏

スマホからの長文投稿ですので、誤字脱字お許しを。

昨日のこと、御茶ノ水へシンセサイザーの試奏に伺いました。
これが、圧倒的に試奏出来る展示機が少なく。
去年まで自分は外神田で暮らしていたので、演奏から離れても年に一度くらいは覗いていた御茶ノ水の楽器街。
大学時代から三十年親しんだ御茶ノ水、楽器店の軒数は当時と大差ないと思えますが、鍵盤を扱う店舗がほとんど無くなった様子です。
店舗の多くはギター専門店へ変貌した様子です。

どうしてこうなってしまったのか、テキトーに考えてみました。
・他の楽器に比べて展示スペースが要求される。
・その割に売れない。
・重く大きく持ち帰るには不便。
・ハードウェアなのよりソフトウェアなシンセサイザーが主流。
・通販の方が安く個体差も少ないので、試奏出来る店舗では購入しない。
・鍵盤楽器を習う子供が減った。
・お金の掛からない娯楽が他に増えた。
・多機能で複雑になり過ぎて、展示機だけでは直感的に美味しい部分に辿り着けない。

まだまだ理由はありそうですが、「御茶ノ水に行けば楽器は何でもある」といった数年前のWebの検索結果は役に立たない現状です。(また復活するのかは謎)

今回試奏したかった理由はピアノタッチの鍵盤を求めていたからでした。
昨年の引越まで所有していたRhodesピアノは本体の重さ等々で手放したものの、弾いていて面白さがありました。手元に残したmidi鍵盤はこれが皆無で。
軽過ぎる鍵盤はハンマーアクション育ちのピアノ弾きに、コントロール不能な強弱やミスタッチの連鎖を生みがちで。
ピアノですとミスタッチに気付いた瞬間、押さえても寸止めが効いいたりで。
シンセ的な連打性が劣るピアノタッチではありますが、微妙な表現まで伝えやすいメリットは大きく。

Jazzやクラシック系が好きですと、引きやすさは大切で。
御茶ノ水で試奏したかった機種は五万円くらいで88鍵のイタリアメーカーでした。展示機はあったものの電源は切られ天井辺りに並べられ。
試しに手を伸ばし指で触れたところ、単に重いだけの鍵盤で、アタックどころが指に伝わらず。単に重いだけの鍵盤は疲れるだけ。
まともなポジションに置かれたコルグのSV1は十分に良かったですし、値段的にも手頃だったものの、真空管仕様。
真空管は消耗品なのに交換が容易でない作りらしく。(重い楽器をメーカー直送で修理なんて、費用は掛かるしサポート切れたらどうするの?)
他の安めな88鍵はタッチがイマイチ。二十万円越えの製品のピアノタッチは好みの範囲でどれも悪くなく。(展示機の範囲で)

昨日はその後に予定があり、近くの秋葉原まで試奏に伺う余裕が無く。
帰宅してから作戦変更で、また色々調べました。

KRONOS2 88という機種が気になりした。(上記の御茶ノ水で無意識に触っていたと思います)
重量はそれなりにありますが、Rhodesピアノの半分くらい。使いこなせないくらい多機能でパソコン無しでも一通りの機能に辿り着ける。アナログの録音までこなしてくれて。
鍵盤のタッチも悪くなさそうなメーカーのフラッグシップ。
しかし、気になる点もあります。心臓部はLinuxのパソコンで、起動に二分近く掛かる。あとは液晶のタッチパネル。
高度な液晶系は長持ちしないイメージがありまして。二十年くらいは余裕で使いたく。(Rhodesは一時手放してはいましたが、三十年選手でした)
後継機種だか何だかが近いうちに登場予定らしく、現在はハードケース込みで二十万円代前半で入手出来る様です。バブルの頃のシンセサイザーもこの価格帯でしたが、圧倒的な進化がここにはあって。(パソコンも昔はそれくらいしました)
また、後継機種は鍵盤のタッチが自分の求めるのとは違うようです。

と、書きかけでの投稿となります。もう少し真剣にKRONOS2 88を触っておくべきでした。

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