毎朝のドトールで、気になる場面があります。
隅の席を狙う高齢の恰幅よい女性です(以下:おばちゃん)。
その席が空くまではレジにも進まず、先客の退席を目線で追うおばちゃん。
ちらりちらり様子を伺っている程度ですけれど、いつもいつもそうですと、「そんなにあの席が好きなのかなぁ」と不思議でした。
先客にとっては、居心地の悪い雰囲気だと思います。
一年以上、そんな場面を見てきましたが、グレーゾーンの行為ですし、結果的に誰にも迷惑は掛けていないとも思っていました。
そんなのが気になるのは、自分くらいかも知れなく。
最近のおばちゃんは朝から暑いせいか、レジのアジアンな店員さんに早口&甲高い声で「いま言ったでしょ!」と吠える場面がちらほら。いつも同じ注文ならまだしも。
しかし、今朝は露骨でした。
いつもの隅の席は、初参加と思えるカップルが世間話で長引いていました。
反対側の隅の席は、毎朝観掛ける気弱そうな高齢の女性が寛いでいました。細いなりしも凛として。
気弱そうな女性が化粧を少し直していたところで、毎度のおばちゃん登場。
おばちゃんは、気弱そうな女性を充血した瞳で睨み付けていました。数十秒単位で何度も何度も何度も何度も何度も。
やはり、おばちゃんは本物のようだ。
しばし、このシュールな状況を見渡しました。
結局、先客の気弱そうな女性は一切動じず勝ちました。(天晴!)
おばちゃんは、別の席に座りました。
先客と自分、席を離れるタイミングが同じだったもので、自動ドアの外で話し掛けてしまいました。こんなの初めて。
SUKIYAKI;睨んでるあのおばちゃん、あたまきますよネ(ニコニコ笑いなたがら)
先客:口紅塗りなおしていただけなのに..(常連さんは長居しちゃいません)
SUKIYAKI:何も悪いことしちゃいないのに、たまらんですよネ
先客:いつも席譲ってるあの子、可愛そうでしょ?
SUKIYAKI:自分も、そう思います
小市民の達成感とも連帯感とも言い切れぬ何か、を覚えた今朝でした。
ガァ
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