イモテン


[ 支笏湖のイモテン ]
郷里北海道の冬は寒く長く。
高校時代の自分は、せっかくの暖かい季節を無駄にしたくありませんでした。
こんなに天気いい放課後、カビ臭い教室で誰も興味ない講義。おまえらアホかよ?って。
ここは、春と秋を区別できない人間を量産しているとしか思えず。
丸暗記だけなら、一夜漬けの勝負だろ。
そんな日は、電電公社の駐車場に停めさせてもらっていた単車で、支笏湖に向かったものでした。
ヘルメット無しでも原付なら許された時代、刈られた草の香に潤いながら毎度のルート。
湖のせせらぎを耳にイモテン二本を頂きつつ、昼寝。
ランボーの詩集を解読しながら、食後のイップクはお約束。
全く褒められたものではない高校生。
しばらく帰省していない千歳を思い出しつつ、安いワインな今宵です。
ガァ

コメント

  1. くみこ より:

    イモテンって「あげいも」のことなんですね。
    北海道のおいもはおいしかったことでしょう。
    ノーヘル時代はよかった、、、朝髪を濡らして学校に着けばセット済み!

  2. SUKIYAKI より:

    くみこさんへ
    そうです。揚げイモです。
    たぶん、いまでは二本も食べれない量だと思います。
    ノーヘル時代、自分もドライヤーに使っていましたよ。心地良い感覚の三本指に入っています。
    数年後、新潟の海岸沿いで同じことをやったら、即効で切符切られました。
    あれが最後だったなぁ。
    ガァ