タワーレコード

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合衆国のタワーレコードがついに無くなってしまうそうです。既に分家している日本のタワーレコードは大丈夫らしいですが、業界の抱えている問題は根本的に同じかと思えているので、少しは心配だったりです。
自分の高校生時代は、タワーレコードじゃないと手に入らない洋楽のアルバムというのが、かなりの割合でありました。他に選択肢があるとすれば、日本でプレスされる数年先まで待つくらいで。


当時の自分は北海道の千歳という街に住んでいまして、札幌方面に出掛ける際は、アルバイトで貯めたお金を握り締め、タワーレコードに入り浸りでした。
CDの音源が普及し始めた時代でもあり、Jazzの古い録音ばかり聴いていた自分は「どうせ買うなら溝の磨り減らないCDで」と、LPを敬遠していまして。
当時は、札幌のタワーレコードでさえも、CDよりLPの占める割合が圧倒的に多かったです。
気になっていたCDを手に入れますと、すぐにでも聴きたくなるものですが、便利なことに当時の札幌のタワーレコードは直営のJazz喫茶みたいなのが同じビルに入っていました。
薄暗いJazz喫茶には「パラゴン」という家具のように巨大なスピーカーが待機していて、持ち込んだCDを
二年前の札幌出張で泊まった宿があのビルの近くだったもので、生存確認に寄ってみたところ、まだ営業しておりました。

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