職業安定所

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本日は朝から職業安定所へ。失業保険の受給書類の提出日でした。
今回が最後の受給となりまして、独特のムードでした。
現状、貯蓄にはある程度余裕があるので、これを読まれている方はご心配なく。


月に一度の提出日、初めての体験は地元北海道ででした。
最初に勤めた会社を辞めたとき自分は地元に戻っていました。
あのときは、正直言って恥ずかしかったです。
寄りによって、地元でだったので「知り合いに見られたらみっともない」ばかり考えていました。
折りしも、秋も終わろうとしていた寒い北海道、それもかなり古い建物だったので、場末のムード満点でした。
それに比べて、現在の自分は随分と場慣れしてしまったようです。(あまり褒められたことではありませんが)
受給手続きの最終日というのは、「これにて金銭面のフォローが打ち切られます」という場面なので、立場の悪い人によっては、かなり悲壮感漂う表情です。
手続きの待ち時間、ロビーでリアルタイムに放映されていたNHKの番組が、ますます悲壮感でした。
その内容は「派遣社員の平均年収二百万円台」というようなもので、切り詰められた生活を強いられる方々のレポートでした。
うろ覚えですが、労働人口の三割くらいが派遣社員だそうです。
仕事を求めに都心部へ出てきた方で、年収二百万円台というのは、かなりキツイですよ。地方なら、まだどうにかなったりしますが。
実際、職業安定所の求人の多くは、派遣社員ばかりです。それも、一つの派遣会社が沢山の求人を一気に登録しています。定期的に。
有効求人倍率の改善といったニュースもよく聴きますが、母数を増やしているのがそんな案件ばかりなので、統計的にほとんど意味の無い数値かと思っています。
将来的に独立を考えられている技術系の方でしたら、コネクションを増やす場数経験で、一時的な派遣社員というのも意味ありそうですけれど、それはかなり限られた割合だと思っています。
多くの方は、いまの生活がやっとの生活かと。
他人事ではないんだよなぁって思いながらテレビを見つめていたところ、自分の提出した書類の手続きが終わりました。
本日の午前中は雨だったもので、Vespaで飯田橋の職業安定所に行けず、面倒な地下鉄を乗り継いででした。
久し振りに乗った電車は、渇いた乗客ばかりだった感です。
最後に乗った電車はバンコクででしたが、あちらは生き生きした表情の方ばかりだったですよ。
物価の違いも勿論ありますが、バンコクの一般的な方々の年収は、日本とは比較にならないレベルです。
何処でこの表情の違いが生まれるのか考えてしまったりでした。
やはり、もう少し色々と外を経験してみたい今宵です。
ガァ

コメント

  1. 【♂】愛さんさん より:

    職業安定所に行ってた海外旅行の計画もする。って、他にいないでしょ!?そんな人っ!めったにないって!仰天です。
    はぁ~ビックリした。「渇いた乗客」←この表現にもビックリした!

  2. SUKIYAKI より:

    愛愛さんさん
    タイから戻ってきた直後に職業安定所へ行ったところ、自分の存在は浮いていましたネ。
    真っ黒に焼けてる上に、脱皮も凄くて。
    窓口の女性とは旅行の話で盛り上がる始末でした。
    仕事探しだけで数ヶ月も費やすのは、けっこうシンドイ気がするんですよ。
    ガァ