ひょんなキッカケで、昨夜は五木ひろしさんの明治座公演を観にいってきました。
結果的に、これがナカナカ良かったんですよ。
工夫凝らされたステージは、ドリフターズのコントを超えたお笑いあり、涙あり、バックバンドもかなり斬新な構成でした。歌はもちろんお見事。
自分の住んでいるビルのオーナーさん、自分の部屋の上フロアにお住まいですが、この土地で昔は芸者さんだったそうです。現在はいつも笑顔のお婆ちゃんです。
元々、この界隈は料亭が多く存在していたそうです。
その大家さんから頂いたチケットが昨夜の公演でした。親の代から所有している株の優待サービスで、余ったチケットだったそうです。
誰も行くあてが無いなら、勿体無いので頂きますということになりまして。
集まった観客の八割強は六十代前後のご婦人ばかりでした。それも立派な和服姿が多く。
やはり場違いな場所に迷い込んだか?と思いつつ、自分と五木ひろしさんに何か接点があるのか、少しだけ考えてみました。
作家の五木寛之さんが名付け親だったと聞いた覚えがあります。売れるようになるまで、幾度か芸名を替えたとか。
五木寛之さんの作品は学生時代、それなりに読んではいるんですよ。「青春の門」とか、「さらばモスクワ愚連隊」とか。気になる作家の一人です。
「地図の無い旅」だったかのエッセー集で、黒電話を布団に包まって押入れに突っ込む話も面白かったです。当時は簡単に音を止められなかったですからね。
もう一つの接点は、細い目です。
自分、飲むとすぐに眠くなってしまうんです。カウンターで飲んでいると、頬杖つきながら細い目でウトウトしてしまうことが多くて。
その気持ちよさそうな細い目が、五木ひろゆき並みと幾度か言われています。
で、肝心の演奏についてですが、二十人規模のバンドは上手くまとまっていました。特に若手のホーンセクションが光っていた感です。アレンジも逸品で、中にはかなりファンクな内容もありました。
吉田拓郎さんの古い曲を聴いたりすると、ホーンも入っていたりするのですが、いま聴くとバランスに無理があったりします。
ドリフの舞台をそのままパクったようなコントも、かなり面白かったんですよ。脚本を書かれた方、相当な凄腕かと思いました。
五木ひろしさんの歌は、テレビでみたままの完璧さでした。ギターも上手くこなし、なんと、フルートやサックスの演奏まで披露してくれまして。
最後まで飽きさせない二部構成の三時間、流石プロでした。
自分も昔は楽器を少しかじっていたので、機材や装置の規模とかが気になってしまうんです。今回の内容はかなり大掛かりだったので、それらをちゃんとペイ出来るのか心配にもなりました。
ただ、雨の平日日中からほぼ満席だったので、そんな心配は不要なのでしょうね。
サラリーマンしていたら、触れられなかった世界でした。
そういえば、前回自分が訪れたコンサートって、一昨年のEW&F武道館公演だったんですよね。あのときは、自分も一緒になって歌っていました。
昨夜は、見ず知らずの隣のお婆ちゃんが一緒になって歌っておりました。
ガァ
コメント
コンサート楽しかったようでなによりですネ
ヽ(^o^)丿
僕も1年に1度程度コンサート行ってます。好きなミュージシャンも年をとっていくなぁなんて変なとこで感動したり、涙腺が弱くなってきたのか涙がでそうになったりと。
まぁ音楽というものは良いですね~
株スパイダーさん
たまにはイイですよネ。舞台とかコンサートとか。
株スパイダーさん、以前に悪天候の中の屋外コンサートとかありましたよネ。
あれ、天候不良で中止になってしまうと、お客さんも気の毒ですが、主催者側もけっこうな痛手になりそうですよネ。
今回の舞台装置の規模とかみていたら、ふと思ってしまいました。
ほとんどギター一本だけで売れに売れたシンガーソングライターとか、収益率いいんだろうなぁとか、更に余計なことまで考えてしまいました。
ガァ