今回のライブドア関連問題で、芋づる式に色々な問題が浮かび上がっています。
その中の一つが、東証のシステムです。
株式の分割を繰り返して、ライブドアの株価は上がり続けたそうですが、結果的に発行された株数が半端ではなく、今回のような投売り合戦では東証のシステムがパンクする危険性があるそうです。
現在のところ、一日の値幅制限によりライブドアの株価が下がりきっていないため、売り枚数に対して買い枚数が圧倒的に少なく、ほとんど売買が成立していません。
ただ、このままストップ安が何日か続けば、一円に近い株価になり得ます。
その頃には、屑株漁りの売買ゲームが発生するのかと。
もし、そうなるとシステムはパンクします。
ライブドアショックの前から、東証のシステムの問題性は幾度かニュースになっていました。
記憶に新しいところですと、先日のジェイコムもそうですし。
既に忘れ去られそうな話ですが、そのシステムの設計に携わった企業が危険な状況に陥り、東証のシステム自体が誰の手に渡るのか分からない時期がありました。
本来なら、上場廃止になってもよい企業が、東証のシステム設計を握っているため、打つ手がない状態だった記憶です(検索例)。
そんな胡散臭い環境下で引き継がれてきた売買システムが、まともな設計をされているとは、とても思えません。実際のところは不明ですが、増強で耐えられるシロモノでは無い気がします。
昨今の売買高の増加は十二分に予見出来ていたでしょうし、システムが根本的に軟弱なのを知っていたら、イザというときのために、運用ルール側で規制をかける以外に方法は無かったと思います(分割・発行株数の上限を設ける等)。
結局、運用側も管理が甘く、途方もない発行株数となった化け物銘柄が暴れだすかもしれない事態となりました。
いま東証に出来ることは幾つかあるのかと思いますが、まずは危険銘柄の売買が出来ない状態にすることでしょうか。
システムがパンクしたのでは、世界中から罵声の嵐でしょうし。
現時点で予想できる危険に対応しなかったでは、また東証の責任者が入れ替わりとなりますヨ。
また胡散臭い状態で、打つ手が無いのでしょうか。
かなり曖昧な記憶で綴っているので、真偽の程は不明です。
ガァ
追記:
「そのシステムの設計に携わった企業が危険な状況に陥り」の部分ですが、2002年初旬の出来事だったようです。
「東証コンピュータシステム」という東証のシステムを受け持つ子会社を、妙な企業が買収してしまったのです。
その妙な企業は、マネーゲームに走り、やはり滅茶苦茶な株価を演じていました。
巨大なシステムの受発注は、一円入札とかもあったりで、そんなのも胡散臭いです。イニシャルコストをゼロにして、他で維持できない状態にしたら、ランニングコスト等で毟り取るという妙な計算。
東証のシステムがどういう経緯で導入されたのかは実際知りません。
でも、実質途中で乗っ取られていていた状態ではあったと思います。
検索していたら、妙な行止り表示まで現れる始末ですし。
謎の多い世の中です。
ガァ
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