Vespa[七割復活]

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P125Xのエンジン、かなり復活してきたようです。
走り出しはまだ気遣いますが、かなり改善しまして、坂道発進もマシになりました。
日本橋のVespa屋さんで症状を伝えたところ、エンジンオイルが疑わしいとの話でした。
半信半疑でした。しかし、これがほぼ的中しました。
(以下、ちと長文です)


自分、HONDAのありふれた2サイクルのエンジンオイルを2%混合で使っていたのですが、お店の方の話では、混合に不向きだし、シリンダー周りのクリアランスが広めなVespaでは油膜が保持できないような話でした。
エンジンがかぶって仕方が無かったので、この店には薄めのメインジェット(90番台前半)を購入しに行ったのですが、90番台はジャスト90しか置いてなくて。
普通ですと、メインジェットは濃くする方向だそうで、薄めのは細かいステップで在庫していないそうで。
102番と98番は既に持っていたので、94番くらいが欲しかったのです。一気に90番では焼き付が怖く。
お店の在庫を色々探して頂いたのですけれど、それしか無いし、手間を取らせて申し訳なかったので、90番とオススメのエンジンオイルを購入しました。
このエンジンオイル、自分が普段使っているモノの三倍くらいの値段でした。
90番のメインジェットに交換したところ、走り出しが楽になり、吹け上がる前のボコボコ感も短くなりました。
2サイクルの調子の悪い単車に乗ったことが無い方には、何のことを言っているのかサッパリ理解できないと思います。
例えると、走り出しから50mくらい、アクセルを開いてもボコボコというエンジン音と振動と共に加速しなく、それからしばらくして加速が始まる感じなのです。
都心部の渋滞路では、赤信号から青信号に変わる際など、加速が悪いと後続車にかなりの迷惑で、そんな状態では、心臓に毛が生えていないと乗れないワケで。
ガソリンタンクの中身が半分くらいに減っていたので、給油時に先程購入したマロッシのエンジンオイルを2%混ぜてみました。
しばらく走っていたら、ボコボコが更に減りました。
更に走っていると、薄い(かぶりと逆の症状)に気付きました。プラグが焼け過ぎでした。
このまま放っておいたら、シリンダーが焼き付くかもしれません。
ここまでは昨夜のことです。
本日は、メインジェットをまた98番に戻して運転しましたが、プラグはエンジンオイルで濡れていない状況でした。狐色より薄い感じ。
更に102番にしてみると、少々かぶり気味でしたが、焼き付きの安全マージン圏には入れた気がします。低回転で少しトルクも出てきた感で。
山手線一周分くらい試走して問題なかったので、マロッシのエンジンオイルと共に給油後、かぶりはかなり治まりました。
昨夜の給油では半分くらい古いガソリンとオイルがタンク内に残っていたので、今回は更に効果が出てきた感です。
最後のツメはエンジンオイルだったようです。
似たような症状の方、だまされたと思って、試されてみてください。かぶり対策の中では低コストで効果が確認取り易いと思います。
ただ、自分でも納得の行かない部分がまだあるんです。
HONDAのエンジンオイルも薄めに使ってみたら、ひょっとして大丈夫なのかなと。
普段は1.5~2%の間で混合していたのですけれど、これでかぶるようなら1%でも問題ないのかもしれないと思ったりで。
焼き付が心配ですので、現在のオイルで調子が整ってきたところで試してみたいです。
追伸:
ちなみに、マロッシのオイルは↓です。
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