戦争と御茶ノ水界隈

数日前にワグネルの反乱があったロシア。ほとんどクーデター状況に思えたのですが、その半日後に反乱は治まったそうです。
ワグネルトップのプリゴジン氏はベラルーシに亡命予定ですが、その後の消息が判っていないそうです。
ここまでの展開が早過ぎですし、専門家でも予想出来ない話だろうなぁと。

どんな切欠であれ、ウクライナへの侵攻が止まるのならそれで良いと思っています。
この流れでプリゴジン氏は遅かれ早かれ危ない思いをするとも思っています。ロシア政府に楯突いた方は軒並み毒殺されたり行方不明なので。
ワグネルの軍に守られていた立場でしょうし、軍から離れたのでは単なる個人でしょうから。混乱時に将軍が単独行動は危険にも思います。

あと、SNSで気になる投稿も目に付きます。
少数派だとは思うのですが、ロシアを応援しウクライナを否定する方々が一定数存在していまして。
その理由の一つにウクライナで迫害を受けていたロシア人の写真があったりなのですが、これも何処まで本当の話なのか判らずでして。

現代の戦争は特に情報戦だそうで、リアルタイムのニュースも何処までが真実なのか判りません。以前にも綴ったのですが、終わってみない事には伝えられない事実も少なく無いかと。
昨年観たテレビのドキュメンタリーでウクライナの民間放送局を取材していました。現場のリアルな映像が次々と届くそうなのですが、それが不都合な事実だと必ずしも放映されないそうです。
「伝えられない事実が嘘と同等」とは思えませんが、ウクライナでもこんな状況らしく。

太平洋戦争での日本国内の新聞も、都合の悪い情報は伝えられず、連戦連勝的な報道だった様ですし。
やはり、終わってみないと判らない部分はあるんだろうなぁと。

話が逸れます。
大学時代から身近な存在だった御茶ノ水のニコライ堂。
正教会なのですが、ロシア正教会とは異なるそうです。とはいえ、復活祭の深夜に埋め尽くす信者の方々はロシア人も多く。
過去にはロシア革命による本国内での弾圧や、日露戦争下での偏見等で危うい立場にあったそうです。
正教会の概念を自分は理解し切れていないのですが、今回のウクライナ侵攻でもロシアやウクライナ国内の正教会が難しい選択に迫られているんだろうなぁと。

駿河台や神保町周辺は毎度の散歩コースにもなっていて、救世軍や他の教会にも伺った機会が幾度かありました。救世軍の社会鍋も季節の風物詩だったりで。
どの教会でもそうでしたが、化粧っ気のないちょっと年上のシスターはとても穏やかな口調で、物腰柔らかでまさしく聖職でした。

今回のウクライナ侵攻でもニコライ堂は色々と大変なのだと思います。復活祭の夜はロシア人だけでなくウクライナ人も集まるのでしょうし。
ただ、明治時代から幾多の困難を乗り越えてきたので、上手く続いてくれそうな安心感はあります。

真偽不明なのですが、東京大空襲でニコライ堂が焼失しなかったのは「ターゲットから除外されたから」との話を聴いています。周辺地域は軒並み焼野原で。
中立的な立場を守ってきたのでしょうし、敵からすると味方の領地なのでしょうし。(本当のところは判りませんが)

「湯島聖堂」は耐火構造だったので大部分の建物が被害を免れたそうです。(参照先)
神田明神さんは焼夷弾が落とされたそうですが、早くから鉄筋コンクリート構造だったので、本殿や拝殿は焼失を免れたそうです。(参照先)
自分の大好きな聖橋はニコライ堂と並び、御茶ノ水の象徴でもあります。そのネーミング由来はニコライ堂と湯島聖堂を結ぶ橋でもあったり。

自分は八年ほど前まで十年以上神田明神下で暮らしていました。当時お世話になっていた地元の皆さんの中で、鳶の宝田さんは特に尊敬出来る人物でした。冗談も通じて、お会いしたらいつも笑顔で。
東京大空襲での宝田さんは湯島聖堂に逃げ込んで九死に一生を得たそうです。

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