先日のWBCでチェコのプレースタイルがSNSでも話題になっていました。
何でも、多くの選手は本業が別にあり、消防士の方も居たそうで。
こんな大きな球場で試合をするのは初めてだったそうで、この場に居れること自体が嬉しかったそうで。
それにしても最強軍団な日本相手にしっかりと試合されたなぁと。
見るからに試合を楽しまれたチェコの選手達でした。
話が飛びます。
漫画家の小林まことさんはジャズにも造詣が深く、以前は月刊誌Jazz Lifeでも記事を綴られたりでした。(単なる対談だったかもですが)
マンハッタンでMcCoy Tynerのピアノに触発され、漫画「I amマッコイ」という作品も週刊誌に載せたりで。
この漫画はそれほどヒットしなかったと思うのですが、ハチャメチャなストーリーがなかなか面白く。現在では放送禁止用語もあったなぁと。
主人公の姉は風俗嬢だった記憶で当時はそれをトルコ嬢と呼んでいて。
そのMcCoy Tynerがステージに上がる際は見るからに労働者風の姿だったそうです。
ちょっとうろ覚えなのですが、ジャズの演奏だけでは稼ぎにならずに肉体労働か何かをやっていたような話だったか。
Coltraneとも共演し、ジャズ界では知名度の高いマッコイさんでさえ、副業をしなければ喰っていけない様な話でした。
(自分のうろ覚えもありますし、あくまでも真偽不明の話です)
小林まことさんに限らず、漫画家の方は皆凄いと思っています。
野球やプロレスといった題材に乗ったストーリーとかで、ともかく題材に対しての造詣が深く。
相当細かなルールまで知らないと語れない部分は多いのでしょうし、聞きかじりだけの知識とは別物で。
Jazz Lifeで読んだ小林まことさんの記事は、漫画ではなく文章だけだったのですが、その文章だけでも面白く。
この人は面倒な絵など描かずとも文章だけでも食っていけそうだよなぁと。
話が更に飛ぶのですが、ジャズを題材にしたアニメの映画が現在ヒットしているそうです。
演奏の描画がかなりリアルだそうで、「坂道のアポロン」くらいに面白かったら観てみたい作品です。
「坂道のアポロン」がヒットした際も若年層がジャズに興味を持つキッカケになったそうですし、ジャズの面白さを知ってもらえる手段としても有難いことで。
自分は高校一年の頃からジャズを聴き始めていて、そろそろ四十年選手です。
演奏者によって表現方法が相当異なり、名盤とされるアルバムを聴き漁る日々でした。
アルバイト代の多くはCDに消えていて。
自分でも意識はしていたんです。多感期の今だったら何でも吸収出来るだろうし、何でも聴かなきゃと。
バイブルにしていた本は高校の図書館で借りっぱなしで、そこから気になる作品を選んでいました。
MilesやEvansといったクールなのが好みだったものの、Rollinsのアルバム「Saxophone Colossus」を聴いて度肝を抜かれました。
こんな表現方法もあるんだなぁと。
何だかカッコつけてばかりじゃ駄目だよなぁな一曲目でもあり。
検索したところ、Rollinsのオッサンはまだ生きているそうで。92歳だそうです。
あのノーテンキに思われるオッサンも、その後のジャズの変貌でジレンマに陥った時期があったそうで。
特にライバル視されたColtraneの斬新さに打ちのめされたとか。しばらくの間は練習に励み、第一線からは退いていたそうです。
ぜんぜんノーテンキではなかったのだなぁと。
しかし、ドラッグで加速したColtraneは40歳の若さで人生を終えているので、大往生を躍進中かと。
アニメ「坂道のアポロン」でもColtraneが亡くなった場面がありました。
あのアニメが凄いと思われるのは、1960年代の時代背景をリアルに再現している点でもあり。
Coltraneが亡くなったのは自分が生まれる前年で、アニメというか漫画の作者もまだ生まれていなかった頃かと。
作者の小玉ユキさんについて検索したところ、やはり自分より全然若そうです。
あの作品を作るにあたっては、相当な時代検証があったのかと勝手に想像していたりです。
話がかなり取っ散らかりました。
速読が得意だったらしい司馬遼太郎さんが名作「竜馬がゆく」を発表する前には、幕末に関わる書籍が神保町の古本屋街から全部消えたとの逸話が残っています。
これも真偽不明ですが、時代検証とかストーリーの整合性を気にされていたのかと。
司馬さんの作品も、本題から脱線しがちな話題がけっこうあったなぁと。
ちと纏まりの無い記事で失礼しました。
コメント
連投失礼。
JAZZのアニメ「BLUE GIANT」、原作を全巻持っていることもあり、先日観てきました。
詳しい内容は書きませんが、音楽担当がいま大人気の上原ひろみということで、観る前からこれは間違いないとの判断で。
音楽を「聴く」のではなく「読む」というコンセプトに成功している原作を、アニメのスタッフたちはどう演出するのか。
上原ひろみの素晴らしいサウンドを得て、観客の前にどう提示するのか。
いろいろな期待を抱いての鑑賞でしたが、あとはSUKIYAKI氏が直接観てご判断ください。
「BLUE GIANT」数年前からコンビニの棚に単行本が並んでいて気になってはいたんです。
いまの若い漫画家たちは、どんな想いで表現するんだろうなぁって。
あと、単行本になるからには若い読者達も獲得しているんだろうなぁと。
しかし、何故か手が伸びず。
これ以上興味の対象を広げては、なんだかあかんなぁとも思えていて。
タイミングが悪かったというか。
原作の漫画を読んだら「もっと早く読んでおけば良かった」となりそうでもありですが。
上原ひろみさんの名前も、何かで幾度か目にしています。いま検索したところ、ヤマハのスクール出身だったようで。
あのスクール出身者は優秀な演奏家が多く、才能を引き出す凄さを以前から感じていて。
日本のプロのミュージシャンも、ヤマハのスクール出身が少なく無く。
ギターの渡辺香津美さんとか、カシオペアのキーボード向谷実さんとか、スペクトラムのドラム岡本郭男さんとか。
単なるテクニックだけでなく、メロディックで応用も効く方々で凄いなぁと。学歴抜きに実力で若くしていきなりプロだったりで。
自分はカワイのピアノ教室出身だったので、ヤマハの違いが何なのかずっと気になっていたりでした。
しかし、この時代に敢えて古臭いだろうジャズを題材にしているのは興味深く。
原作者も様々なプレイヤーを聴いていた中で、光った演奏は誰のどの曲だったんだろう?とか。
Amazonのプライムで公開されたらたぶん観るだろうと思うよ。