寝室の暖房はガスヒーターなもので、窓の結露が半端なく。
なので、暖かい日中は窓を開けて換気しがちです。
数日前のこと、夕刻にベランダでイップクしていたところ、いつものオバチャンが歩道に。
毎朝、歩道を箒で綺麗にしてくれている模範的市民なオバチャンです。
オバチャン:(新しい)仕事はどう?
SUKIYAKI:これがまた辞めちゃいまして
オバチャン:あらら
まぁそれでもポジティブに生きている旨を伝えました。
寝室に戻ると外から声が。
無線の鉄塔を整備していたローカル局さんの声が届いてきました。
「何?また辞めちゃったの?」「駄目じゃんか!」
オバチャン、全く口が軽いよなぁ。。
四コマ漫画ではないかいな。
鉄塔の上で作業していたので、互いに大声になってしまった様です。
不愉快なものの、言われてしまったことはその通りですし、何も否定出来ずです。
そして、噂というのはこうやって広まるのだなぁと。
そういえば、漱石の「吾輩は猫である」にも似たような場面があったなぁと。
庭の垣根越しの会話が聴こえてきてしまった場面でした。
馬鹿正直に答えた自分も良くなかったのかも知れません。
そういう場面でテキトーに答える習慣が自分に乏しく。
窓を開けて換気をしないと、室内はカビ臭も漂ったりでして。
それが最近ちょっと変わってきた様子です。
ニシン漬けで味をしめた自分は塩麹で色々な料理を試しているのですが、部屋の香りが麹臭というか。
個人的には嫌な香りではありません。ぬか漬けの臭いほど主張もしていなく。
麹自体がカビの一種なのだと思いますが、室内の黒カビが麹菌にやられてしまったのかな?と。
菌同士で戦っているとかあるのかもなぁと。
実際、麹を発酵させる過程で余計な菌が混入すると異臭を放ったりするそうです。
ニシン漬け、作ってからまだ一週間ですが頂いてみました。
やはりご飯が進む郷土の味。
玄米混じりのご飯も美味く炊けました。 pic.twitter.com/j4nvjUjGbf— SUKIYAKI (@SUKIYAKI) February 21, 2023
しばらく前に作ったニシン漬けを昨夜頂いたのですが、初めてにしては上出来でした。
レシピなサイトによると、十日くらいは漬けた方が良いとの話もあり、まだ少し早かった様ですが。
食べた後に口の中に残った味は、ちょっとフルーツっぽく。和食度がかなり高い食べ物なのに、ちょっと不思議でもあります。
コメント
「庭の垣根越しの会話が聴こえてきて」というくだり、三代目桂三木助の「へっつい幽霊」にもあった。
訳ありのへっついを買い取ってくれる人がいないかと道具屋が悩んでいたら、主人公の熊さんが、自分が買うと名乗りを上げる。
そこから話が展開していくんだけど、三代目三木助は「塀越しの話なんで間違ってたら勘弁しておくんなよ」と熊に言わせていた。
その抒情がたまらない、と談志が生前述べていた。
なんというか、下町の世界観で。
「茶の湯」も近く、オチが素晴らしく。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E3%81%AE%E6%B9%AF_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)