同じ事故とは思えない

昨日、北海道でオートバイの事故があり、ライダーの方は亡くなられたそうです。
第一報のニュース記事では「左折しようとした軽トラックをすり抜けしてきたオートバイも左折しようとして衝突」との内容だった記憶でした。
記事を読む限り、オートバイの方が無茶な運転をしていた印象でした。

ここからは想像で、オートバイは軽トラックの左側に入ってしまい、巻き込まれたのかなぁと。
右側であれば待避出来ただろうにと。
ただ、左折で事故に遭うのは珍しいよなぁと。

何だか納得の行かない事故で消化不良気味だったのですが、その後の続報で全く異なる印象に。
「左折しようとしたオートバイに軽トラックが追突」とのことで。
同じ事故とは思えないくらい、軽トラック側に否がある印象でした。軽トラックの単なる前方不注意で。

これは読み手の問題というより、書き手の問題だよなぁと。
恐らく、第一報の記事は記者が交通事故の記事を書き慣れていなそうに思えました。
若しくは、オートバイ側が悪かったに違いないといった先入観でもあったのか。

話が少し逸れます。
その事故現場の写真が記事に載っていました。傷付いたオートバイと軽トラックが写っていました。
オートバイは80年代に生産されていた2サイクルのネイキッドモデルでした。レーサーレプリカのγ(ガンマ)からカウルを取っ払った様なモデルで、加速は凄まじく。
特に当時の2サイクルは現存率が低く、大事に乗られていたんだなぁと。
整備不良でエンジンが焼き付くか、放置されて腐ってしまうか、事故で廃車になる可能性が実際に高そうで。
事故に遭われた方は50代だったそうで、自分と近い世代だったかも知れません。
この季節の北海道は単車の乗り納めな時期でもあり。長く寒い冬は単車に乗れなくなるからです。
しばらく乗れないのが判っていたら、ガソリンが腐ってしまわない様にとかバッテリーが上がらない様にとか、毎年この時期に対応されていたんだろうなぁと。
それを何十年も続けていたんだろうなぁと。
古い車体を大切に乗られてきたライダー、ご冥福を祈ります。

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