Bad advice

BGMはシカゴのバッドアドバイス辺りで。

文春の記事がなかなか凄かったです。
以下、安倍氏と高橋氏のやり取りを抜粋。

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「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」

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高橋氏もやりたくてやった訳では無さそうです。
安倍氏は確信犯的というか。
ヤクザの世界でヒットマンに悪役を依頼する場面にもちょっと似ているというか。捕まったら家族の生活を補償する、出所したら好待遇を補償する。しかし、刑務所に居る間に組長が亡くなってしまった。(捕まる前提か捕まらない前提かの違いはありますが)
梯子を外されたというか、後ろ盾が無くなったというか。

だいたい、元総理の森氏が大いに関わっていた時点で、東京五輪は相当ダーティーな流れになっていたかと思います。
某宗教団体が見逃されてきたのも、安倍氏等の後ろ盾があったと思われますし。

海外の大統領等はその職を離れた時点で政界から引退したりです。日本では総理を辞した後も政界に居座る方が多く。これは、抑えていた蓋が外れない様にしたい部分もあるのかなぁと。
そもそも公安や特捜も検察も抑えられる立場なのか存じませんが、今回の一連の件では三権分立が機能していなかった感です。互いの立場が暴走しないような仕組み。
そんなの、小学校で習う日本の基本ルールなのに。

安倍氏も「絶対に捕まらない」と言うのなら「僕が生きているうちは」という前提も丁寧に説明すべきだったのかと。
現役時代に抱えていた問題が表面化しても上手くかわしてきたのですが、表面化さえ抑えていた問題はまだまだありそうにも思えます。
蓋の重しはまだ残っているのかな。

政治家は誰しもグレーな部分を抱えているとは思うのですが、これは流石に真っ黒けに思えます。
仕方なかったの範囲を超えているかと。

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