マゼラン

数日前に何かの記事でたまたま見掛けたマゼラン。
大航海時代に活躍した船乗りで、その名はマゼラン海峡にも残り。
幼少期に偉人を紹介する番組で名前を知り、そこで紹介されたストーリーに感動した覚えがあります。
しかし、すっかり忘れました。

そんな訳で毎度のWikiでマゼランを検索したところ、やはりナカナカ面白かったです。
幼少期に読んだ絵本「シンドバッド」を昨年改めて入手し、これも懐かしさに感動したのですが、それに近い経験をマゼランもしていた様です。
初めて訪れた島で大歓迎を受けたとか、実際にあるんだなぁと。

未知の土地への探検航海は、武力も必要だったそうで、実際に途中で戦になる場面も。
相手からしたら侵略者でしょうし、どちらも必至でマゼラン側も被害は大きかったそう。
しかし、世界一周を初めて成し遂げたマゼランは、その航海の途中で亡くなっています。
あの大航海の出発時270人居た乗組員は、帰国時に18人にまで減っていたそうです。
また、帰国直前の寄港で日付が一日遅れていたことに乗組員も驚いたそうです。世界一周も初体験ですし、当時は日付変更線という概念も無く。

記事の途中で気になった大航海時代についても、興味深かったです。
当時のこういった目的な船でさえ、船長以外に個室はほとんど無かったそうで、乗組員は空いたスペースで寝るとか、甲板で寝るとか。
長期保存の効く食糧など僅かで、それさえも次の寄港が予想もつかない長旅で腐るばかり。
腐るだけでなく、虫は湧いたりネズミの糞まみれだったり。
風呂もトイレも無く、悪天候が続く中ではそういった行動も難しかったそうで、結果的に船内の臭いも衛生環境も最悪に近かったそうで。

現代でも冒険というのは存在するのですが、過去に築かれた知識や科学が基本にあり、十分な予想の先にある冒険です。
マゼラン海峡についても外洋に面しておらず、大西洋から太平洋に抜けるまでは海なのか川なのかも不明な航路だったでしょうし。

幼少期に色々な絵本を親が読んでくれていました。
面白おかしく。想像力も湧き。
あの冒険心はずっとあったものの、いまや好奇心くらいしか残っていないよなぁと。
しかし、どんな旅でも正露丸だけは必ず持参していますし、旅先で幾度も救われています。

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