お饅頭の気持ち

親しかった女性から聴いた話です。当時の自分は二十代中盤で、女性は都立の大学を卒業したばかりの頃でした。
教育実習か何かで学生時代の女性は幼稚園にしばらく通っていたそうです。
そこで、親しくなった女児が涙目で訴えてきたそうです。
「お饅頭が痒いの!」と。

なんじゃそりゃ?です。
お饅頭に感情などあるものなのか?
女性は女児に聴いたそうです。
「お饅頭ってなーに?」と。

女児は股間を指さしました。
女性は色々と感動したそうです。

あれをお饅頭と教えてくれたのは女児のお母さんだそうで。
随分と上品な言葉で覚えさせたもんだと。

自分もそんな表現を聴くのは初めてでした。
その後、何かの機会に自分もその話題を出すことが幾度かあったのですが、けっこう一般的な呼び名だったそうで。
世の中、知らない表現が他にも色々とあるんだろうなぁと。

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