Bohemian Rhapsody (3)

昨夜のこと映画Bohemian Rhapsodyがテレビ放映されていて、最後まで観てしまいました。
テレビ放映は今回が二度目だったのですが、初回はそれを知らずに、途中から観ています。まぁ、ライブエイドのラストシーンが観れただけでも良かったです。

自分は四年前にこの作品を映画館で観たのですが、複雑な思いが残りました。
期待し過ぎたから思ったほどでも無かった部分であったり、ソロデビューの場面はもっと手短でも良かったのではと思えたり、各地のツアーも最低限で代表的な場面だけで良かったのではと。

そして、オッサン同士のラブシーンがどうにも苦手で。フレディの場合はバイセクシャルでしたが、完全なゲイが女性を受け入れられない様に、自分の場合はセックスの対象として男性は受け入れられずで。
差別のつもりは無いのですけれど、受け入れられない対象が別なだけでして、それを好む人を否定まではしていません。
そんな場面も、リアルなキスシーンまで入れる必要があったと思えずです。別の表現方法は無かったのかな?と。

昨夜の放映はCM無しなのに結構な時間枠。恐らくノーカット放送だったと思えるのですが、映画館で観た自分の記憶とちょっと違っていました。
エイズで体力の衰えていくフレディな場面があった記憶なのですが。何か別のドキュメンタリーの場面と自分は勘違いしているっぽいです。
あと、劇場では気付かなかった場面や展開もチラホラ。一度観ただけじゃ分からない作品の一つの様です。
近年の映画の傾向なのですが、大事な場面の展開が早過ぎて、脳内処理が追い付かなかったり。特にアクション映画がこの傾向で。
「昔の600万ドルの男」みたいに、高速で走る場面を敢えてスローモーションで表現するくらいの気遣いがあったらなぁと。
Bohemian Rhapsodyについては勿論アクション映画では無いものの、展開の早過ぎる場面が幾つかありました。

そして、あのラブシーンは今回も苦手でした。
恋人と一緒に観るなら構わないのですが、親子ではキツい気がします。
ただ、あれが女性同士だったら許せてしまえそうなので、自分のエゴも入っているんだろうなぁと。
自分が映画館で観た際は、平日日中だったのもあり、お年寄りのお客さんが多く。シルバー割引みたいなのがあったからか。
あのお年寄り達は、どんな思いでこの場面を観ていたのか。

今回も文句ばかり綴ってしまいました。この映画についての記事はこれで三度目で。
ただ、当時のQueenをリアルに再現した秀作だとは思っています。
出来るのなら、特にスタジオの録音風景や名曲が誕生する経緯みたいな場面をもっと取り上げて欲しかったです。

Queenについては、兄が好きだったので全盛期を自分はリアルタイムで聴いています。新しいアルバムは自宅で必ず流れていて、ポスターも壁に貼られていて。
日本では当時から洋楽ファンの間で流行っていました。しかし、小中学生だった自分の周りで洋楽を聴く友人は少なく、一部のコアな連中しか知らない存在くらいに思っていました。

2000年の春頃に出張で訪れたヨーロッパでは、ユーロ2000というサッカー大会が現地で開催されていて、中継の映像ではBGMにQueenの代表曲が幾度も流れていて。
フレディが無くなってから何年も経っていたにも関わらず、ヨーロッパでもポピュラーな存在だったんだなぁと。
ともかく、あの時代には沢山のビッグネームなバンドが存在していて、そんな中に埋もれずいまも生き抜くQueenというバンドはやはり偉大な感です。
若いファンまで未だ獲得しているのも、あの楽曲の素晴らしさで頷ける次第です。

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