東京五輪が無事に終わりました。
なんやかんや言っても、感動的な場面は少なくなかったです。
特に男子マラソンの二位争い。
三人の選手が最後まで競い合っていたのですが、難民出身の二人が手招きのジェスチャー後一気に引き離しに入り「一緒に行くぞ!」。表彰台では銀と銅のメダルを獲得。
特にアラブの春以降、アフリカでは貧困が進んだり治安が悪化した国が少なくなく。地中海を渡ってヨーロッパに辿り着いた難民は数知れず。
上陸を許さない国もあったり、通過も受け入れも許さない国もあったり。そんな背景で受入国に五輪で恩返しが出来たんだろうなぁと。
日本は難民の受け入れに対して非常に厳しい国。お陰で治安もある程度確保出来ている部分はあるのでしょうが、色々と考えさせられました。
閉会式は開会式と同じく、スクリプトが良く分からない進行でした。
最低限に絞った方が感動的な場面がもっと浮かび上がったのかも知れず。
ちょっと気になった記事もありました。
NYC在住でピアニストになった大江千里さんの記事だったのですが、ニューヨーカー達は五輪にほとんど興味を示さなかったそうです。(記事はこちら)
自分もそうなのですが、日本人は周りの評価を気にしがちで。コロナの影響に関わらず、海外ではそれほど注目されていなかったのかなぁと。
だいたい、アメリカのNBCの放映権がネックで中止できなかったのでは?といった意見もある中「そもそも今、東京五輪が開催されていることすら知らない人もいる」というのは、何とも拍子抜けというか。
アメリカンフットボールや野球等、世界的に見たらアメリカで注目度が高いスポーツはマイナーだったりしますし、アメリカだけちょっと視点が違うのか。
見物客の居ない場所でのお神輿は担ぎ手も力が入らなかったりですが、せめて開催国内ではそれなりに盛り上がっただけでもアスリートにとって救われた部分はあったんだろうなぁと。
ともかく、大きな事故無く無事に終わりホッとした感です。
開催国によっては、平和の祭典下でここぞとばかしテロとかあり得たでしょうし。過去のテロ事件は受け入れた難民による犯行も少なくなかった記憶です。これでは恩を仇で返すようなもので。
ヨーロッパ大陸で陸続きのフランス、次回の五輪開催はその辺を含めて対策が大変かと。
三年後にコロナが落ち着いていることを願います。
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