遡り

五輪関係者が次々と退場状況。
そうなって当然の方も居れば、けっこう厳しいなぁと思われる判定も。
ボーダーラインはどこら辺にあるのか、ちょっと考えてしまったり。

笑いのネタとか、倫理観とか、時代によって変わってしまうと思うんです。
手塚治虫さんの古い漫画にしても、頭からインクを被って「くろんぼ」なんて冗談もあったり。
もし、手塚治虫さんがご健在で今回の五輪に関わっていたら、これも叩かれてしまうのかなぁと。

北野武さんの古いエッセー集「たけしくん、ハイ!」にしても、残酷な場面があったりでした。
敗戦後で誰しも貧しい暮らしの中、特に母子家庭は大変だった様です。
河原に掘っ立て小屋を建てて暮らす貧乏な母子家庭。
ある日、主人公と悪ガキどもがその家を破壊してしまい。
住処を失った家族は、何処かへ消えてしまいます。
原作ではそんな記憶でした。ドラマ版では母親が綺麗だったから誰かと再婚した様な結末だったかな。
ともかく、原作は救いようのない結末だった記憶です。

まぁ、懺悔の思いは原作にあった記憶です。
この五輪で、北野武さんが何かに関わっていたら、こんな場面も叩かれてしまうのかなぁと。

男だったら 流れ弾のひとつやふたつ胸にいつでもささってる
そんな歌詞もあったなぁと。

コメント