昨日のこと植木屋さんがマンションの敷地の剪定にやってきました。
この仕事が素晴らしく、ちょっと嬉しい本日です。
植木屋さんは二人組の七十代。作業の段取りが良く、僅か一日で敷地全域がスッキリ。
数年間枝で隠れていたマンション名のプレートも表に出てきました。
前回の剪定は四年前だった様子で、数年先のことを考慮してか結構大胆に切っていました。
木々の他に、マンション中庭のジャングルと化した雑草も徹底的に刈られて地面が露わに。
陽の当たらないスペースだったので、しだ類が鬱蒼と茂っていました。
これだけでも雰囲気が随分と変わるんだなぁと。
こんなんだったら、木も草も無い方が良いのでは?と思えてきたりです。
毎年ちゃんと手入れしているのなら別ですが、そうでは無いのですし、これだけ大変な作業ですので、費用も掛かるでしょうし。
ただ、都市計画の緑化だかで、ある程度の緑が義務的に求められているそうで。
何とも面倒なルールがあったものです。
緑化も大切だと思いますが、まともに管理されていないとそれは美しく無いですし、アンコールワットの遺跡の如く樹木に建物が呑み込まれそうで。
実際、それに近い家も世の中に存在します。巨大化した木々が隣地まで伸びたり、道路の向かい側まで伸びたり、太い根が歩道を凸凹にしたり。
数年前に某国営放送のドキュメンタリー番組で明治神宮の森を紹介していました。
当初は何も無かった広大な敷地に人工林を作って、その後は立ち入り禁止に。ワザと放ったらかしにする計画で、自然に任せた結果が現在の姿だそうです。
木の種類も、その環境で強いものが生き残る弱肉強食の世界。結果的に都心でありながら珍しい生態系も維持できているそうです。
一般的なマンションと明治神宮を比較してしまうのは無理ありますが、手間の掛からない緑があったらなぁと。
自分の庭の範囲にも金木犀の木があり、これは年一ペースで自分で手入れしていますが、僅か一年でも相当成長しています。
本当は地面に植えたい桃の木も二本あるのですが、敢えて鉢植えにしています。鉢植えなので水やりが面倒ですが、地植えで成長が加速した後が恐ろしく。
昨日の植木屋さんも、以前の住民がそれをやっていたので、作業は大変だったと。
自分が引越してくる際に一つだけ注文したのは庭の木の伐採でした。元々は巨大化した紫陽花が二階建ての屋根近くまで伸びていまして。
これは自分の手に負えないなぁと。
二人組の植木屋さん、全て手作業の仕事で丸一日。結構な体力仕事だったと思います。切った枝や雑草を持ち帰る作業も大変そうで。
この仕事も若者には人気が無いんだろうなぁと思えますし。サラリーマンの倍の年収くらい貰えないと、なり手も少なそうです。
追記:
昨日一日で作業は終わったのかと思っていたら、本日も。
マンション一階には占有の庭があり、そこの植え込みを手入れしていました。
外からは入れない占有庭、道路側からフェンスを一々外しての作業でした。植木屋さんの作業にそこまで含まれるとは。
自分の占有庭は外から出入り可能なので、初日に作業してもらえた様子です。外から出入りできるので単車も占有スペースに置けるのが素敵で入居した物件でもありましたが。
あと、この季節に多かったやぶ蚊も一気に減った感じです。こんなに効果があるとは。
しばらく前のニュースでマンションの緑化で大量発生したやぶ蚊のせいで、人が住めなくなったというのがありました。中国での話だったと思うのですが、やはり緑化はデメリットも多そうです。
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