数年前に同一タイトルの記事を綴っていました。
所謂封印された映画で、もう二度と観れないんだろうなぁと。
これがデジタルリマスターされ、今年中にソフト化されるそうで。
そして、数日前にCSの衛星劇場で先行放映されました。
一日悩んだ末、この作品を観たいがためだけでスカパーと契約。
契約一ヶ月目は無料で観れるそうですが、二ヶ月間の契約が必要だそうです。
基本料含めて一ヶ月2500円くらいでした。まぁ観ないとずっと後悔するだろうでの契約でした。
数年前に記事を綴った際はたまたまYoutubeにアップロードされていた画面の粗い作品を観れていました。画面が粗いといっても、ストーリーを知るには十分ではありました。
画面の粗かったお陰で、特撮の粗も上手く隠せたのかも知れず。
今回デジタルリマスターされた放映は、思ったほど美しい映像では無かったです。音声もステレオ感に乏しく、せっかくの富田サウンドもちょっと使い切れていない雰囲気でした。
ただ、これは厳し目の意見だろうとも思います。期待し過ぎた面は確かにあって。
作品そのものは、やはりインパクトありました。
去年だったか、ニュース記事で読んだ「あの人はいま」系の記事で矢崎滋さんを扱っていました。
個性的な俳優さんで、悪役で起用される場面が多かった記憶です。多分、似たような雰囲気の役者さんは居なく、一度観たら忘れられないタイプというか。
東大卒という無駄に高学歴な矢崎滋さん、現在は東北方面の安宿で何年もご隠居生活だそうで、現役に戻るつもりも無いそうで。
この作品での矢崎滋さんも、やはりあの方らしい演技が光っていた感です。ちょっとインテリぶった嫌な奴というか。
せっかく契約したスカパーです。この期間に放映予定の作品は色々と録画しておきたいです。
昨夜観た健さんの「遥かなる山の呼び声」も素敵でした。
この作品は過去に幾度か地上波放映を観た記憶です。そのどれもが大事な場面がカットされていた様子で。
自分の記憶では、主人公が連行されて少年と別れる場面で終わっていました。「シェーン、カミンバック!」的な終わり方でした。
昨年、見たドラマ版では捕まった後の主人公の裁判場面が素敵でした。これは泣けました。
そして、昨夜観た映画版はちゃんと最後まで放映されていて。網走刑務所まで連行される汽車の場面、これはボロボロに泣けてしまいました。声出して泣いてしまいました。
「幸せの黄色いハンカチ」もそうでしたが、うれし涙で終われる作品って素敵ですよネ。山田監督に感謝です。
コメント
「遙かなる山の呼び声」は、最後の汽車ん中のシーンが良いのであって、ここをカットするなんてことがあってはならない。
他に削れそうな場面があったのか、ちょっと考えてしまいました。
高校時代にテレビ放映された「ローマの休日」でも重要な場面が削られていて、友人は怒っていました。スクープ写真で一儲けを企てる場面。
テレビ放映向けにフィルムをカットする仕事って、なかなか大変だよなぁと。
責任の重さを感じてしまい。