深夜の渋谷の歩道で高齢の女性が倒れいて、その後死亡されたとのニュース。
そういえば、自分も似たような思い出があったなぁと。
二十数年前、実家のある北海道に帰省していた頃の思い出です。
住宅街の道路を車で走行中に、反対側の車線の歩道近くでお婆ちゃんが倒れていて。
通過する前に車を停め、様子を観に伺ったところお婆ちゃんは額から血を流していたものの、意識はしっかりしていて。
脚を踏み外してしまったそうで、車とかにぶつかったワケでは無いそうでした。
立ち上がれるか手を貸してあげていたところ、タクシーが通り掛かり助けてもらうことに。
タクシーから降りてきた運転手さんの第一声「兄ちゃんやっちゃったねぇ」。
「ちゃいますよ!!」
どうしようかと運転手さんとお婆ちゃんと話し合ったところ、お婆ちゃんは救急車に乗りたくないそうで、自宅には家族が居るから家に帰りたいとのこと。
お婆ちゃんはそのタクシーで自宅へ向かうことに。
自分が車から降りる前、何台かの対向車はお婆ちゃんを避けるように通り過ぎていました。
普通は関わらないようにするのかなぁ。
まぁ、こんな誤解を生むのだったら仕方ないのかも知れませんが、ちょっと残念で。
あと、お婆ちゃんがもしボケていて「この人に跳ねられたの」とか言い出したら、それはそれで恐ろしく。
その後、都心の下町で暮らしていた頃も、隣のマンションで暮らすお婆ちゃんが路上で倒れていたことがありました。
つまずいて転んだだけだったそうですが、頬を強打したらしく「痛い痛い」と半べそで。
手を貸して起き上がってもらった後は、マンションの入口まで手を繋いであげたり。
数日後にお婆ちゃんの娘さん(といっても自分より十歳くらい年上)にその件を伝えました。「その後大丈夫ですか?」と。
「あらやだ、酔っ払いに倒されたって言ってたわよ」とご家族に伝えていたそうです。
何じゃそりゃです。
「その酔っ払い、まさか自分のことだとしたら残念ですよ」と。
危ないから一人で外出ちゃ駄目って言ってるのに、夜になると黙って買い物に出掛けてしまうそうで。転倒は既に何度もしているそうで。
自爆したとは言い難かったのかなぁと。娘さん曰く女性は基本的に買い物が楽しみらしく。
まぁ自分は毎晩酔っ払っていますが、倒してなんていないし、倒れていたから助けてあげたのになぁと。
こうやって妙な噂が広がるとしたら、恐ろしいもので。
どうにも観て観ぬフリが出来ない性質なのですけれど、人助けというのは何かとリスキーなものです。
まぁ観て観ぬフリしてしまったら、一生後悔してしまうのも分かっていて。
人にもドライブレコーダーみたいなのが必要な時代なのかなぁ。
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